打ち拉がれる君へ贈る詩
自分は何をやってもダメなんだ。
自分はどうせ何もできない。
そんなことを考えてキミは生きているのだろうか。
何をやってもダメだというなら何故キミは生きているんだろうか。
呼吸をしているじゃないか。
自分はどうせ何もできないというなら何故キミは焦りに駆られているのだろうか。
何かをしたい。という意思があるじゃないか。
他人の事を考え、関係に悩み、苦悩する。
そんなことが出来るのはなぜだろうか。
キミは他人の何が気になるのだろうか。
所詮は他の人であり自分自身ではないというのに。
自らを定義できるのは自分だけであり、他人ではないというのに。
他人に怒られるのが怖いかい?
所詮はキミの事を見ていない他人の言葉だ。
笑ってそんな言葉など蹴り飛ばしてやるといい。
他人に嫌われるのが怖いのかい?
そんなことで嫌う他人など所詮はその程度の人間だ。
笑ってそんな他人など切り捨ててやるといい。
キミは他人の奴隷ではないのだ。
キミは自分自身の奴隷であり、主人は自分しかいないのだ。
歯車の代わりはいくらでもいる。
悲しいほどに。
歯車のスペアはいくらでもある。
虚しいほどに。
だがキミの歯車の代替品はない。
キミの歯車だけは全てオーダーメイドで出来ているのだから。
それでもキミの歯車のスペアは存在しない。
キミの苦悩と経験、喜びはキミしか知らないのだから。