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俺たちの青春に明るさはなかった  作者: あるば
住良木祭
80/80

住良木高校文化祭二日目(3)

 ジャーナリスト。そう。俺の聖域に足を踏み入れてきたのは自称心霊系ジャーナリストの中尾架橋だった。

 「やあやあ戸羽くん。元気?一人?話し相手になってあげようか?さっきの女の子誰?いい情報ある?」

騒々しい朝だ。俺の異世界俺TUEEE妄想を邪魔しやがって。

「うるさいしウザいですね。あなたこそ高校の文化祭に一人ってのは怪しいでしょう。生のJKでも見に来たんすか?」

「そんなことはしないよ君じゃあるまいし」

「あれ?そんな態度でいいんですか?」

俺はいかにも『情報握ってますよ』感を出している。

「何かわかったのかい?」

「3万円」

「金とるんだね」

「最初に言ってたじゃないですか。1情報につき…」

「あー言った言った。でもまさか戸羽くん友人を売るような人だとは思ってなかったっていうか」

約束は約束。今時小学生でもわかる社会人のルールだ。

「情報によるよ?」

「加賀美って実は」

「実は?」

俺はすうっと息を吸い、次に出る衝撃の事実に向けて肺に息をためた。

「割とかわいいんですよ」

「知ってる」

「あ、今女子高生を性的な目で見ましたね。最近そういうの厳しいですよー」

「今の情報に3万はやれないなぁ」

「冗談は置いときますね」

「え?かわいくないってこと?戸羽くん酷いなぁ…何についての情報なんだい?」

「俺と加賀美、そして若かりし頃の中尾架橋先生の幼稚園時代の話です」


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