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俺たちの青春に明るさはなかった  作者: あるば
住良木祭
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住良木高校文化祭二日目(2)

 一人で物思いにふけるこの時間。誰にも邪魔されず教室に一人。誰からの影響も受けず、誰に見つかることのないこの時間、俺は最強に……

『だぁん!』

効果音を自分の口でつけながら俺の聖域(一時的なもの)に侵入してきたのは東雲成恵だった。こいつは一体俺以外の人間が居たらどうするつもりだったのだろうか。

「お、おう。テンション高いな」

表情はいつもと変わらず無表情だが、なんというか、目の奥の根源的な何かが楽しそうだった。

「この楽しさは戸羽には分らないよ」

失礼な。

「俺だって文化祭を楽しんでいるぞ。昨日なんてハラハラドキドキの暗闇イベントが……」

「戸羽に限ってそんな……ありえない」

表情が変わらなくとも分かる。信じてないご様子で。

「そんなことより糸佳徒知らない?」

「うっわなに?男?あんたやるじゃない」

クラスに一人はいる恋バナ系女子の真似をすると、

「……記憶にございません」

なぜか国会議員で返された。

やっぱわかんねぇなこいつ。


 「教室にいないなら文芸部室ではないか」とつたえると東雲は俺の聖域を出ていった。文芸部室というのは糸佳徒がたまに立ち寄っているのを見るから反射的に出てきたわけであって、別に明確な理由があったわけではない。

 さて、もう一度ぼっち男子っぽく物思いにでもふけるとしますか。何について考えようかな、俺が異世界に行って無双しまくって本人的には満足だけど第三者から見たらくそつまらない系異世界ものの妄想でもしようかな……

 『ダーン』

この声は……

「……ジャーナリスト先生」


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