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俺たちの青春に明るさはなかった  作者: あるば
住良木祭
78/80

住良木高校文化祭二日目(1)

 ただの独り言。

 二日目の朝。羽後は一人教室にいた。というのも、誰も来るはずがないつまらない内容のクラス展示の受付なので暇だった。

 物思いふけるような悩みもなく、それでも日常に満足はしていない。将来金持ちになって豪遊したり、公安警察の暗部に入って町を救ったり、あるいは魔法少女に…なんて妄想の幅はいくらでもある。典型的な男子高校生の叶わない夢だ。

 そもそもこの国に、いや、この世界に、自分の日常に満足をしている高校生なんて数少ないのではないだろうか。宇宙に輝く星にも自ら輝く恒星と、その恒星に照らされて輝く惑星があるが、それくらいの比率なんじゃないかと思う。まあ恒星と惑星の比率は計算されていないらしいが。

 だからこそ皆、恒星に嫉妬する。

 だが俺は違う。

 俺は恒星にも惑星にも頼らず、何もない暗闇で誰にも見つけられることのない星。誰から見ても七等星。

「ぼっちの日陰者だな。文字通り」

 独り言だ。

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