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俺たちの青春に明るさはなかった  作者: あるば
戸羽羽後の夏休み
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休日の部活は憂鬱

 部活。それを青春の一部と主張する高校生活薔薇色野郎もいれば、結局のところ学生の暇を潰すための行事だと主張する現実的で夢がない人生の半分どころか八割を損してしまうようなネガティブ思考なやつもいる。しかし俺は前者でも、後者でもない。何故ならば俺は

『部活=リア充のごっこ』だと思っている。

 「部活はやっておいた方がいい」だの「何事も経験だ」だの言う奴ら。

俺はその経験(ぶかつ)で、今までの人生の休み時間を失った。

 7月29日、午前9時前。夏休みだと言うのに学校に行く。これではまるで社畜の休日出勤ではないか。働き方改革は学生に適応されないのだろうか。

 だが、流石に先生を裏切る訳にはいかない。記憶にないがボランティアに参加したのだから。

「制服に着替えないとな」

 玄関のドアを閉め、鍵を掛ける。普段、音琴が家にいるときも部屋から出ないので鍵を掛けるが、今日は珍しくあいつが家を出ているので、『成長したな』という感心と『兄離れか』という寂しさを込めながら鍵を掛けた。

 久しぶりに自転車で学校に行った。とくに理由はないが、休日に制服で電車に乗るというのはなんとなく気が引ける。これは周囲を気にしているからだろう。コミュ障め。しかし自転車というのも良いかも知れない。いや、文句は沢山ある。これほどまでに暑いのに学校に呼ぶか?7月29日だぞ、四捨五入したらほぼ8月だ。


 職員室。

「へ?鉄砂先生部活だから弓道部じゃないかしら」

「ありがとうございました」

 弓道部。ここには来たくなかった。

「おっと、サボりが来たようだ」

弓道部の先輩。少しイラっとするが、これは俺が悪い。

「先輩、鉄砂先生居ますか?」

「あ?お前弓道やる気は?」

「ありません」

「······即答かよ、まあいい。たぶん職員室だな。ボランティアがどうのって」

「ありがとうございました」

視線を感じる。随分サボってたからな。『あいつ誰』という声が聞こえた。

即、退場。

弓道場からでる。

「おい!」

やっべ、典型的スポーツカースト上位が来やがった。

逃。

「待てこの野郎!」

なんで来んだよ。

はぁ。

「えーっと、田中?何だよ」

弓道場の外で息を切らして立ち止まる。

田吾(たなが)だ!お前、何で部活来ねえんだよ」

こいつは、実力はあるが、態度が悪い。実力の無い奴を見下し、自分が偉いと思い込むタイプだな。

すると、

「戸羽部活きたの···」

あっ、

来たのは東雲だったが東雲は一瞬で状況を把握したので影に隠れる。

「俺が部活に来て、お前に良いことがあるのか?」

「は?」

「俺、お前嫌い。偉そうだから」

「お前!喧嘩売ってんのか?」

うわ、ケンカ買うなし。

「298円になります」

「てめぇ」

やっべ、パンチ来た!

 すかさず避け...見えない!暗すぎるのよ!貴方のパンチ!

 殴られる。

「次はねえぞ」

こんくらい、痛く、いてぇな。


 影で、見ていた東雲は、その場に座り込んだ。

 

止めに行かなかった。止めに行けなかった。怖かった。戸羽が傷ついた。悲しい。悔しい。憎い。でも、

「ー涙が、出ない」

 



 どーもーあるばですー

「部活は一部の(ようキャ)しか得しない」

これ、中学時代の僕の口癖です。

なんか、最初の頃は楽しかったんですが、途中からめんどくさくなって、手を抜くことを覚えて、休日とかの部活は休みがちでした。親には部活いってくるーでB○○K・○FFwww

名言

  「部活を休むのは悪い事じゃない。むしろ休んで勝利だ。休み勝ち」

                 by戸羽(とば)羽後(ひばる)




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