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俺たちの青春に明るさはなかった  作者: あるば
どうやらこれを林間学校編と言うらしい
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林間学校に山登りは必要事項なのか

 俺は今、山を登っている。果たしてその行為にどんな意味があるのかは分からないが、ここまで来て降りると言うのもまた、体力と言い訳を考える為の無駄な知恵を使う。その為、どこがゴールなのかもわからない山を登っている。そもそも何故登らなければならない、人生に必要なことではないであろう。だが登ろう。何故かって?そこに『強制』が在るからだ。


 バスの中。1日目とは違いバスでぼっちとはならなかったが、女子は女子で盛り上がっているし、糸佳徒は先生の車でさきに向かっている。凰磨達は居ても居なくても一緒なのだが、湖選択らしいので、このバスには乗っていなかった。と言うのも、ずっとこちらが凰磨をお借りする訳にもいかないので、せめてもの······いや、ずっとお貸しします。もう自由に使って下さい。

 バスの中では生徒達の楽しそうな声が反射して耳に届いているが、羽後は一声も発していなかった。それどころか何人たりとも動かない為誰にも注目されず、有意義な時間を過ごすことができた。

 バスは山の中に入り、どんどん上っていく。

······あーあ、このまま登っていってくれないかなー。

なんて、のんきなことを考えているうちに、バスが止まる。

 「えーそれでは、各班ごとに固まり、列になって進め」

······良かった。このペースで歩くとするとそれほど高くは登らないな。

 羽後達は列になり、緩やかな細道を登っていく。班の登録が遅かったせいか、一番最後だった。

 まあ、この暗さのせいで遅くなり、後ろに迷惑を掛けるかもしれん。その点では運がいい。

 途中、木で作った階段等があり、やはり俺はつまずいた。が、加賀美は暗さに慣れているからなのか、一度もつまずいていない。だが、流石に危ないと思う。

 「戸羽くん、相談があるの」

加賀美が歩きながら話しかけてきた。こんなに暗いのによくもまあそんな器用なことが、、、

「なんだ、改まって」

「懐中電灯をつけようと思うのだけれど、目立つかしら?」

「いや、目立つだろ」

「······」

いやまあ、危ないのは俺も分かってるんですよ道狭いし、俺らからしちゃ危ないよな。ここは、俺の身が最優先だ。

「まあ、どうしても暗いんだったらつけてもいいぞ。ただし、下に向けろ」

「······わかった」

やけに静かだ。何かあったのか?

 1時間ほど歩いた。どうやら目的地は近いようで、あと20分ほどで着くそうだ。1時間歩いてさすがにヘトヘトだった。が、隣にもっと疲れている奴がいた。

「普段ろくに運動をしないのは私もよ」

「いや、何となくわかってましたが」

「二人とも、体力ないですね」

「木原、流石だな」

「いえ、これくらい普通ですから」

普通か。普通の定義は?平均?じゃあタピオカを飲む女子の方が多い場合、飲む方が普通なわけ?飲んでない方は普通じゃないの?まあ、木原が言ってる普通とこれとは違うがな。

 「着いたぁ!」

テンション高いなーまあ、中いい人とそうでない人とで居る時のテンションほど、変わるものはない。しかし何故だろう、みんな俺と居るときテンション低い。





山登ったことねえええええええ。

色々調べたつもり。




いい言葉

「人って言うのは、テンション高い人と低い人で別れるんじゃない。周りの人間と仲がいいか、悪いかで別れるんだ。仲がいい人が周りに多いとテンション高く見えるんだよ」

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