陰キャぼっちには明確なキャラ設定が無い
なぜ、糸佳徒相馬が浮いているのか。その事について羽後たちは全く触れなかった。気にならないわけではなく、気を使っているわけでもない。ただ、どれにしろ結果が同じだからだ。どんなにそいつがいい奴でも悪い奴でも、『関係者には関係ない。だって関係者だもん』そう言ってだまらせる。でもそれは糸佳徒本人が一番わかっていることだと思う。関係者には迷惑もかける。ぶつかったりもする。だから、悪い評判など正直どうでもいい。
「おい、戸羽、話を聞いているのか?男子一人足りないのだが、心当たりは、」
「あるわけねえだろ、」
「だよな。ぼっちだし」
「ここは公平にじゃんけんでどうだ?」
そう持ちかけたのは、羽後だ。
「いいけど、お前負けるぞ」
「「せーの、ジャン、ケン、ぽん」」
結果は、羽後の負けである。
「よし、」
目立つことは嫌いだが、匿名なら全然構わない。
『林間学校男子あと一人募集。至急、この張り紙を持って二年校舎一階まで、』
これを目立つところに、、、
「何をしているの、こんなところで」
凌に見つかった。選択肢はひとつ、廊下を走、、、
「廊下を走ってはいけないと、小学校で習わなかったの?」
「廊下を走るやつは、大体嫌いだった」
小学生の頃は、『ガキだな』とスルーしていた。
「······待ちなさい、その張り紙は一体なにかしら?」
······説明······
「そんなに人間と話したくないのなら林間学校になんて行かなければ良いじゃない」
「目立つ」
「張り紙の方が目立つでしょう」
適切なアドバイスどうも。
「そういえば、加賀美はなぜここに」
「『あなたが心配で来た訳じゃないんだからぁ』見たいな?」
「あなたが何かしでかすんじゃないかと思ってきたのよ」
······お前は何処かのちゅららぎさんの嫁か?
すると、後ろから爽やかな声。
「もしかして、一人足りてない?」
知っている男子生徒の声、クラスの奴だ。
「あぁ?」
ありがとうございますう
今回のMEIGENN
「関係者だから、関係ない。お互いに迷惑をかける。でもそれは関係者だから。そんなちいさなこといちいち気にしない」
by戸羽 羽後




