転生の始まり
小説家になろうの投稿を始めました。
まだまだ拙い所がありますが頑張っていきますので、よろしくお願いします。
「入学式のあの時からずっと好きでした。もしよかったら僕と付き合ってくださぃ」
どうして僕はこの子を好きになってしまったのだろう。
………いや、これは単なる一目惚れだったんだろう。
無謀だとも思った。でもやっぱり諦めきれなかった。
中学生の最後の日………それは卒業式。子供達が、夢を持って羽ばたくとき。そう、そして別れの日でもある。だからこそだろう………
僕こと「永野勇輝」は………
告白をした.........
夕日に照らされた黒の髪の毛が、一瞬『銀髪』に煌めき
そして
彼女は………優しく微笑んだ。
――――――――――――
ここはどこだろう
頭が痛い
何が起こった?
っ.........体が動かない
どうしよう.........
あれから、何時間たったのだろう。僕は確か、『あの子』に告白をしたんだ.........。っん? 何か声が聞こえてきた
「やったわ、とうとう生まれ.........これで、.........できる」
何の話をしているのだろう? あっっダメだ、眠くなってきた。まぁ起きてから考えよう
周りが白い
一つだけ影が見える
あれは誰だ?
『あの子』かと思い淡い期待を抱きながら目の前の人影を凝視した
「.........君は、何処から来たの? もしかして死んじゃった? あっ.........でもここには来れるはずないし」
しかし期待は外れ、そして目の前の人? は僕に話をし始めた。身長は150cmあるか? くらいの高さだ。しかし、その高さを超えるような圧倒的なエメラルド色の、何も結んでいない髪の毛がゆらゆらと風に吹かれていた。そして、その身長には余りある胸があり、幼さが残っている。これがまさにロリ巨乳っていう感じだった。
それにしても身体が動かない。指すらピクリとも動かない。そんなことをしていたら
「あ~動けない? 喋れもしない? 『しゃべ.........れる』じゃあいいや。まずは初めまして、ボクは神に追放された神で名前はミルフィだよ。昔は創造神の側近をしていました。それにしても君はどこから来たの?」
金色の垂れた目でこちらをみながら喋りかけてきた。そして、急に口が動くようになった気がして思わず答えてしまった。
「知らない.........ただ、告白したら白い光に包まれて.........それで」
「告白ってなに? まさか付き合ってくださいとかいうあれ?」
顔が赤くなった気がした、そして何故か急にしゃべれるようになったのか疑問に思った。
「あっもしかして急に喋りやすくなったことが気になる~?」
僕はコクンと頷いた
「ふっふっふ~それはね~」
薄いひらひらしたワンピースを揺らめかせながらミルフィは答えた。
「それはね.........ボクがこの空間の支配者だからだよ」
この瞬間、僕の『何か』が動き出した気がした。