第5回
H28.3/29
『新作のお知らせ』
&
『センスが無いのも良いセンス?』
書けましたよー
ということで、今月も短編小説を投稿したいと思います!
タイトルは『ムーンライトパレード』
どこかで聞いたことがある曲のタイトルに似てる気もしますね。
それが元となってる部分はありますが、完全オリジナルのファンタジー作品です。
曲中の雰囲気からインスピレーションを受けて書いたという感じです。
ファンタジー系の作品を投稿するのは久しぶりになりますね。
最近は現実的な話ばかり書いてましたから。
投稿日は4月30日になります。
恐らく夜遅くに投稿するので、気づいたらよろしくお願いします。
ツイッターでも報告するので、それとなく気にしてもらえると嬉しいです。
では、ここからはお知らせでは無く、いつものごとくブログを綴っていきます。
『センスが無いのも良いセンス?』と冒頭にも書いてありますが……
それはまさに自分に対して言っていることです。
このサイトで活躍している方の小説をチェックしてみると、やはり自分の下手さを感じます。
もはや疑問ですね。
「なんでこんなにちゃんとした文章を書けるんだろう?」って。
僕は結構前から小説を書き続けていますけど……
もともと文章が嫌いな人間で、書き方なんて考えずにただ思うままに書いてきたんですよ。
その結果、技術なんて全く身に着いてないです。
根本的に、センスがないのかもしれません。
──今だって"センス"のこと、一回"サンス"って書いちゃいましたし。
人の作品を見ると、自分のセンスの無さを指摘されているような気分になります。
でも参考にできることってたくさんありますよね。
気づいている方が居るかどうかはわかりませんけど、最初の頃と比べて、今は改行のペースが違います。
もともとブログで小説を上げていたのもあって、横書きの場合はとにかく行間が空いているほうが読みやすいというのは知ってるんです。
──だがしかし。
文学って、文字の羅列から読み取るようなものですし、あまり間が開くと、物語を読む際に妙な"間"があるんじゃないかと危惧してしまいます。
その結果、"間"を詰めるようになっていきました。
でもやっぱり、人の作品を『客観的』に見ることで、それは思い込みだと気づきました。
スクロールすることをそこまで面倒くさがる人はいないと思いますし、文字がギュウギュウに詰まっていたら、読む前に「よし、読むぞ!」って気合を入れなくちゃならないわけです。
そっちの方が、敬遠されてしまいます。
というわけで、さっきまで、今度上げる小説の本文を慌てて改行しまくっていました。
ただ、センスはそんなことじゃ変えられません。
人それぞれ生まれ持っているものだと思います。
──もしくは育ちです。
育った環境によってはセンスが──、才能が開花するのかもしれないですし、何にもチャレンジしなければ何も得意にはならないでしょう?
色々なセンスが無い僕は、優劣が存在しないものが好きです。
上手い下手で比べるのが嫌いですから。
誰かを蹴落としたり、誰かに負けて恨んだり……そんなもの、争いしか生まないじゃないですか。
まあそれに関しては人それぞれ意見はあると思いますが、とにかく勝ち負けや比較で決まるのが嫌いなのです。
物語っていうのは優劣じゃなく、全部横に並んでる物だと思うんです。
有名な作家が書いた作品であろうが、学生が書いた趣味100%の作品であろうが、同列の物語だと思っています。
なぜかって、それは……人それぞれ自分にしか作れない物語を作っているからです。
物語にはジャンルというくくりがありますが、本当は一つ一つ、違うジャンルだと思うんですよ。
例えば自分が学園モノを書いたとして、それを他者が書いた学園モノと比べられて評価される……。
「それって、違うだろ!」って、作者は思うわけですよ。
それで、僕は結局、人と同等のレベルの文章を書くことはできないのです。
どうやっても独特の文章になってしまいます。
ほとんど悪い意味で、ですけどね。
ここでまた一つ、違う話になるんですけど……
「小説は、経験が物を言う」って聞いたことがあります。
一度や二度じゃありません。
現役の小説家の方のほとんどは同じことを思っているんじゃないでしょうか。
ならば、それを覆すべきじゃないですか。
誰かがいつか、その常識を破ってくれると信じています。
僕ももちろん作り続けますけども。自分のベストがどこまで届くかわからないですしね。
自分ではめちゃくちゃ上手いと思っているゲームの世界ランキングを見てみたら、上には上がたくさんあることを思い知った……っていうのと同じです。
結果を求めずに、出来ることを精一杯やるっていうのが一番ですね。
とはいえやっぱり、単純に良い小説を書こうと思ったら、未熟な人やセンスが無い人には、技術が足りないわけです。
物語は競わなくて良いもの……だとは思いますが、誰にも興味を持たれないのもツラいですからね。
心理的にも、少しは分があるものを選びたいわけです。
──そこで"ファンタジー"です!
……まるでテレビショッピングみたいな言い方ですけど。
現実的な話は、確かに色々なことを経験した人の方が上手く描けるはずです。
だけど、架空のものは、誰も経験できないですよね?
だから僕は、ファンタジーを書くのが好きです。
小説を書き始めて数年間はファンタジーしか書いてなかったです。
ただ、描けるものに制限があると後々のためにならないなと思い、ここ数年は現実的なものを優先させて書いてます。
……まあ、もちろん、簡単な話ではないです。
ファンタジーは……ちゃんと考えないと、全部グダグダになりますよ……。
これまた、人と比べると、気持ちが潰れそうになりますし。
評価が高い作品は、設定をめちゃくちゃ練りに練っているんですから。
うん、それはもう、引くほどに。
っていうか、個人的には一つの物語で数百話とか書いてる人にも引きます。
なんというか……終わりが遠すぎて、読む気になれないですから。
ただ、幾つかの話をまとめて、章を立てていくことで読みやすくされている方も多いようですね。
……というか、何万文字もの文章を一つの話として上げてしまう僕の方がおかしいんでしょうけどね。
……とまあ、色々言いましたね。
今回は全くどの方面にも気を使わずに『小説を書く』センスについて話しました。
それは違うだろ!って意見があって当然です。
一人一人思うことが違わなければ、人に向けて文章を書く意味なんてないですし。
最近、思ったんですよ。
小説は、読む人によって形を変えるから面白いって。
絵が無いので、文字から受け取ったものを頭に浮かべるんです。
それって、ある意味無限の可能性だと思うんですよ。
だって、絵があると、そこに映っているものが全てになっちゃうじゃないですか。
小説は、目じゃなくて、心の中に映像を映すものなんです。
それが小説の、一番の長所だと思います。
同じものを元に、人それぞれ少しずつ違ったものを見る……。
──なんとも不思議ですね。
今度投稿する作品は、読者さんの想像によって世界が作れるように、あえて情報を減らしていたりします。
良いエンドなのか悪いエンドなのか……もしかしたらそれすらも人によって違うのかもしれませんね。
長くなりましたね。読んでくれた方々……お疲れ様です。
皆さんの日々が明るく素敵なものになるように、面白いもの、不思議なものを見せていけるよう、精進していきます。
それではまた一ヶ月後にお逢いしましょう。
それまでお元気に〜!