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須臾ノ欠片達

赤い世界の、欠片

作者: 月影彩依

井の中の蛙だな

そう誰かに呟かれた


なんだか虚しくて、腹が立って


そんなことはないと

否定したいのに

何故かそうだと思おうとする私がいた


私は幸せだった

だから、彼も幸せなのだと思っていた


私はキミの見る世界を見たいと思った

観ている世界が違う故に

幸せだからこそ、見たかった


でも

それは私が望まなくても

簡単に見れたのだ


どうすることも出来なくて

気がつけばキミは炎に溶けた

私はそれを見詰めるままに

温い世界の中でたゆたう


一人の老人が私に言う

哀れなり、哀れなりと


赤い世界に私は思う

本当に、私は井の中の蛙だと




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