⑥ もふもふもふもふ、うるせえよ
山田だ。
今回のお題はモフモフだ。
このワードを出しておけば、物語を丸くて優しい印象に出来ると考えてるんだろうが、ちょっと待て。
あのな、これは俺の沸点が低くなるポイントだから言わせてもらうが、動物をアクセサリーにするのはやめろ。
わーいもふもふだー。とかもう頭痛くなってくる。
きちんと栄養バランス考えた食餌出して、運動させて、糞尿の処理しろよ。
間違っても途中で捨てるなよ。
いたんだよな、実際。
知り合いで動物を飼っては、大きくなると保健所に連れてってたクソバカ野郎が。
男だったら動けなくなるまで殴ってたところだ。
あたりまえだが、大勢で囲んで説教して、泣いても許さん勢いで責めた。
縁を切ったからもう知らんが、今思い出すだけでも腸煮えくり返るわ。
動物モノを書いてる諸兄よ。
次の文章を読んでおくのだ。
読めよ。今回だけはガチだ。必ず全員読め。
犬の十戒だ。
①「できるだけ一緒にいてください」
わたしにとって、あなたと離れている時間がつらいということ、わたしの命はだいたい10年-15年くらいだということを、わたしと暮らす前に覚えておいてください。できるだけひとりぼっちでいたくはありません
②「気長に待ってください」
時間はかかるかもしれないけど、あなたの求めていることや言っていることをわたしが理解できるまで、待ってください。
③「信じてください」
あなたがわたしを信じてくれさえすれば、わたしは幸せなんです。信頼してください。
④「怒りすぎないでください」
あなたには仕事や友達、楽しいことがあるけれど、わたしにはあなたしかいません。わたしのすべてであるあなたに長い時間怒られたり閉じ込められたりするととても悲しくなります。
⑤「話しかけてください」
たとえあなたの言葉がわからなくても、あなたの声を聞けば気持ちがわかります。だから話しかけてください。嬉しいときは一緒に喜びたいし、悲しいときは慰めたいのです。
⑥「考えてみてください」
あなたがわたしに優しく接してくれたこと、厳しく叱ったこと、わたしは覚えています。あなたがわたしにとってどんな家族であるかを、考えてみてください。
⑦「たたかないでください」
あなたがわたしをたたく前に思い出してほしいことがあります。わたしは本気になったらあなたより強いけれど、わたしはあなたを傷つけないと決めています。
⑧「気付いてください」
あなたのいうことを聞かなかったり、頑固なとき、その理由に気がついてください。ごはんが合ってないのかもしれない。強い日差しに照らされているせいで苦しかったり肌や肉球が痛いのかもしれない。もしくは歳を重ねて心も体も若い頃のようには動かないのかもしれません。いろいろな理由を思い起こして、わたしの異変に気がついてください。
⑨「歳をとってもお世話をしてください」
あなたが歳をとるように、わたしも老いていきます。わたしの老後も見捨てずにお世話をしてください。
⑩「お別れのとき、そばにいてください」
わたしの最後のお別れのとき、見てられないとか、いたたまれないとか、言わないでください。あなたがそばにいてくれたら、わたしは安らかに旅立てます。だからそばにいてほしいということ、そしてあなたを愛しているということを忘れないでください。
読んだな?
俺は人付き合いをするうえで、上記の十戒を守ってる人間を尊敬する。
逆にこれを遊び半分や自分の見栄で破るような輩は、心底軽蔑する。
ここでは犬で挙げたが、猫だろうと魚だろうと亀だろうと同じだ。
自らの半身でもある生き物がいる。絶対に守り抜け。
そいつはお前だけしか頼るものがないんだ。お前だけなんだぞ。この世でな。
期待を裏切るな。情を裏切るな。間違っても粗末に扱うな。
今回は俺の感情論100%だ。異論はあるだろうよ。構わんがな。
物語上、生き物をぞんざいに扱うシーンも出てくるだろう。それは仕方がないことだ。だが悲しくなるんだよ。
自分の力で運命を決められない存在を、放置するなよ。
だから安易にもふもふとか言い出す作品には、俺は懐疑的な目を向けている。
もちろん中にはしっかりと愛情をはぐくんでる作品もあるだろう。
これだけは言わせろ。ファッション感覚で動物をダシにするな。
虫唾が走るほどイラつくから、問答無用にブラバだ。そんなん。
人間同士が殺し合うってのは、古代から繰り広げられてきた外交活動の一環だ。ある意味DNAに刻まれた本能かもしれん。
だがきちんと互いを理解し合える知能を持っている対等な関係だからこそ、ある程度許容されうるものだ。物語ではな。
ストーリーでもふもふほざく前にちっとでいいから考えてくれ。
その出てきた生き物、ちゃんとするんだろうな?
余談だが、宇宙にライカ犬を飛ばした露助は、俺の中では絶許だ。
世の中、新薬の研究で大量のマウスが犠牲になっているのは知っている。
人間という支配種族が繁栄していく上での礎となっているのだが、かなり心苦しい。けれどそれでもやめることはできないのが現実だ。
嘆くしかできん俺は無力だよ。
だからせめて、ストーリーの上では十戒の考えを広めていきたいと思ってる。
まあ、今日は感情的になりすぎたな。
それも俺だ。しゃーない。
じゃあの。




