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世界に革命を起こしたドジっ子受付嬢

それは、ゆっくりと、しかし確実に起きた変化だった。

生産スキルを持つ者。

ギルドを運営する者。

街を支え、結果を出し続けた者たち。

王都だけでなく、

各地の街で――

「力」の意味が書き換えられていく。

戦闘で魔獣を討つ力だけが、

功績ではなくなった。

物を作る力。

流通を回す力。

人を導く力。

それぞれの街で、

結果を出した者たちは

国から立場と権利を与えられる。

王都に依存しない、

まるで小さな国のような街。


人々は、国からその土地を任された

その存在をこう呼び始めた。

――貴族。


それは血筋ではなく、

結果で与えられる称号。


一方、その中心にあったギルド。

そこでは――


「……はぁ」

ギルド酒場の片隅で、

ロイドが机に突っ伏している。

「エリーさん、

 本当に王都行っちゃったな……」

「…うふふ…さみしい?」

カウンター越しに、

ナミがのんびり答える。

「世界的に有名になった学者さんだからね〜」


ロイドは、もごもご言う。

「もっとアピールしとくんだった…」

ナミは、にやり。

「そうそう…」

「エリーね、意外と…

 運命とか感じちゃう?

…乙女なとこあるのよ」

「だから…ロイドさん」

「…追いかけたら?」

ロイドは、目を見開いた。

「えっ」

「え、えええっ!?」

「……そ、そうなのかな……」

「…うんうん…意外とチョロい…」

ナミは、いつもの笑顔で言う。

「私人を見る目だけはあるって…

マスターからのお墨付き」

ロイドは、

しばらく黙って――

「俺!……行ってきます!」

勢いよく立ち上がり、

ギルドを飛び出していった。

その背中を見送りながら、

ナミは小さく手を振る。


「はい…次の方どうぞ…」

カウンターには、

冒険者の列。

今日も依頼は山積みだ。

ナミは、書類を持って――

「あっ」

「……あれ?」

「えっと……」

周囲が、どっと笑う。

「おいおい」

「相変わらずだな、

 あのドジっ子受付嬢」


ナミは、

ぶつぶつと独り言を言いながら、

書類を直す。

「だいじょぶだいじょぶ……」

「たぶん……

 結果的には、

 こうなった方がいいはず……」

誰も気づかない。

誰も疑わない。


ナミは今日も、

自分の本当のスキルを知らないまま。

世界を変えた最初のきっかけの張本人だと、

気づくこともなく。

――ただの、

ドジっ子受付嬢として。

「わわ!す、すいません〜!」

ほんの少しだけ運命の歯車を合わせる。


世界は少しずつ、

“いい結果”へと転がっていく。



これは――

とある追放されたドジっ子受付嬢が、

世界に革命をもたらしてしまった物語。


――完。

初めて小説を書きました!

これがデビュー作なので

お見苦しい部分も多いかもしれませんが

少しでも何か感じて貰えらたら幸いです


次回への励みになります

もし少しでも面白かったと

思っていただけたなら

下にある評価

☆☆☆☆☆

ブックマーク感想など

ぜひお願いします!


それでは次回作で

お会いできることを楽しみにしています!


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