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王都最悪の事件と受付嬢

王都、騎士団本部。

重厚な扉の奥で、

一人の男が報告書を受け取っていた。

「第三騎士団長、ウィリアム」

その肩書きは、つい最近変わったばかりだ。

前回の大規模依頼――

冒険者ギルドとの連携による成功。

その功績が評価され、

ウィリアムは正式に昇格していた。

「……ご苦労」

そう言って書類に目を通した瞬間、

彼の表情が凍りついた。

「――もう一度、言ってくれ」

報告役の騎士が、喉を鳴らす。

「王都総騎士団長が……

 本日未明、暗殺されました」

一拍。

「同時刻、王城より――

 王女殿下が、誘拐されています」

空気が、止まった。

これは国家の危機だ。

「犯人は」

「まだ不明です」

「ただし、内部の動きに異常があります」

ウィリアムは、すぐに理解した。

(内部犯……いや)

(もっと、根が深い)

王都の警備体制。

騎士団の動線。

王城の裏口。

どれも、

よく知っている者でなければ不可能だ。

「全騎士団に通達」

「非常事態宣言を出せ」

「はっ!」

ウィリアムは、窓の外を見た。

王都は、まだ平和だ。

人々は、何も知らない。

だがこのままでは、

街は混乱に沈む。

「……ギルドにも連絡を」

部下が驚き言う

「まさか!王城以外にこんな報告出来るわけが!」


「騎士団だけでは……足りない」

ウィリアムは、はっきり言った。

「これは、戦争じゃない」

「流れと、情報と、速度の戦いだ」


彼の脳裏に浮かんだのは――

あの街のギルド。


(…バズ!頼む!あそこなら……)



その頃。

薄暗い地下で、

一人の男が、歪んだ笑みを浮かべていた。

「はは……ははは……」

「王都は、何もしてくれなかった」

「冒険者が散り散りになった時も」

「ギルドが崩壊したのは助けなかった王都のせいだ!」


男の名は、グラハム。

かつてギルドを私物化し、

そして――

見捨てられた男。

「だから今度は、俺が奪う」

「象徴を」

「秩序を」

「誇りを」

彼の背後で、

拘束された少女が震えていた。

「大丈夫ですよ、王女様」

その声は、

あまりにも優しかった。

「すぐに――

 全部、めちゃくちゃにしてやりますから」


ーー同時刻

「わわわ!すいませーーん!!」

とある街のギルドでは

滑って転んで冒険者達の間に突っ込んでる

受付嬢がいた。

「何してんだよこの受付嬢は!笑笑」

「…えへへ…」



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