表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

落ち葉

作者: 人間詩人

夕方が

落ち始めた頃

アスファルトの上を歩く

風が

突然吹いて

落ち葉の枯れ葉が

クルリ クルリと

回転しながら

まるで生き物のように進む


おそらく

側溝辺りに留まるのだろう

仲間の落ち葉と一緒に

暗くて寒い冬の中を

一枚の枯れ葉で過ごす姿は

まるで

人の生活を

見ているようであり

物悲しくなるなぁ


と言う私も

物悲しい心の持ち主である

本当は

明るい光を求めているのに

暗くて線ばかりの風景を

この目で捉えようとする

明るい光の世界や空間には

全く 縁の無い生き物だよ

私と言う生き物は


さらには

1日中 何も考えずに

ぼやっと過ごしている

なるべくなら

心を使わないようにして

暗い部分へと

入りこまないように

している 姿は 悲しいなぁ

食べることの

楽しさも薄れてしまい

何が 夢なのかさえも 無い

ひたすら時間の浪費ばかりだ


それは それで 良い

自然の中での生き方なんだろうな

きっと きっと きっと

固定された 心

固定された 動き

全てが

決められているからなぁ

進化とか

進歩などは

無縁でもあるよなぁ

まあ悲しい空間に

1人で泳いでいるんだな

それでも

闘うよ

有効期限までは

闘うよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ