落ち葉
夕方が
落ち始めた頃
アスファルトの上を歩く
風が
突然吹いて
落ち葉の枯れ葉が
クルリ クルリと
回転しながら
まるで生き物のように進む
おそらく
側溝辺りに留まるのだろう
仲間の落ち葉と一緒に
暗くて寒い冬の中を
一枚の枯れ葉で過ごす姿は
まるで
人の生活を
見ているようであり
物悲しくなるなぁ
と言う私も
物悲しい心の持ち主である
本当は
明るい光を求めているのに
暗くて線ばかりの風景を
この目で捉えようとする
明るい光の世界や空間には
全く 縁の無い生き物だよ
私と言う生き物は
さらには
1日中 何も考えずに
ぼやっと過ごしている
なるべくなら
心を使わないようにして
暗い部分へと
入りこまないように
している 姿は 悲しいなぁ
食べることの
楽しさも薄れてしまい
何が 夢なのかさえも 無い
ひたすら時間の浪費ばかりだ
それは それで 良い
自然の中での生き方なんだろうな
きっと きっと きっと
固定された 心
固定された 動き
全てが
決められているからなぁ
進化とか
進歩などは
無縁でもあるよなぁ
まあ悲しい空間に
1人で泳いでいるんだな
それでも
闘うよ
有効期限までは
闘うよ




