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特訓に必要なモノ

全ての授業が終わり放課後になった。俺たちはさっきの回答を貰おうと職員室へと向かった。


向かう途中、ミュー先生が向こうから歩ってきた。俺は早く回答を得たい気持ちがいっぱいになり

「ミュー先生、さっきの事なんですけど」

と声をかけてみると先生は少し安心した顔をして

「入れ違いにならなくて良かったわ、さっきの話ね。立ち話も何だから応接室に行きましょう」

と俺たちは応接室に行く事にした。


応接室に行き、座ると

「それで先生どうなんだ。やっても良いのか」

とファルが身を乗り出しながら聞く。

「まあまあ落ち着いて、今から話すから」

と先生が言うとコホンと咳をし

「全部覚えるって話だけど、良い事にします」

「「本当ですか」」

と俺とファルが身を乗り出しながら聞く。先生は少し笑顔になり

「まあまあ、落ち着いて、それでね特訓方法ってもう思いついているの?」

と質問してくる。俺たちはお互いの顔を一度見合わせ

「いえ、そこまではまだですね」

とウィルが代表して答える。すると先生頷き

「それなら丁度良かった。三人に提案あるけど良いかしら」

と聞いてきた。なんだろうと考えながら頷くと

「早朝、学校で特訓っていうのはどうかしら?」

「協力してもらっても良いんですか」

と俺は驚きながら言う。先生は頷き

「見ている範囲で特訓してくれると先生としては安心できるからね」

と笑顔で答えてくれる。俺たちは顔を一度見合わせ立ち上がると

「「「先生、ありがとうございます」」」

と頭を下げる。

「頭下げなくて良いわよ、生徒が笑顔で居てくれるのが1番だから」

と慌てた様子で言うと先生はパンっと手を叩き

「とりあえず、顔をあげてこれからの事について詳しく話し合いましょう」

と先生の言った通りこれからの事について話し合いをする事にした。


先生と話し合いの結果、放課後は自主勉強をしながら分からない所があったら先生に聞く。魔術理論の実技が無い日の早朝は学校で特訓と決まる。

「これで良いかしら」

と先生が確認をしてくる。俺たちは頷く。

「これで良いのなら、最後に一つだけ言わせて」

と先生が真剣な表情をしてくる。俺たちも真剣な顔になる。

「頑張るのは良いけど、頑張りすぎないでね」

と優しい口調で言う。俺たちは頷く

「それじゃ、一緒に頑張りましょうね」

と柔らかい笑みを浮かべてきた。俺たちは頷き

「はい!」「おう!」「はい」

と意気込む。すると先生は一瞬真剣な表情をした後、柔らかい笑顔になり

「もうこんな時間ね、早く帰りましょうか」

「先生、さようなら」「先生、さいなら」「先生、今日はありがとうございました」

と俺たちは先生に挨拶して応接室を出て行く。


教室に戻り、帰りの支度を済ませ、学校を出ると妙な視線を感じた。だが気にせず帰る事にした。


家に帰り、母親に今日あった事を話す。

「そうなのレイラちゃんが」

「だから、明日の朝早く起きたいんだけど」

「任せておきな、あんたがぐっすり寝てても叩き起こすから安心して」

と心強く返事をしてくる。俺はその返事に安心しながら魔術理論の勉強をする為に部屋へと戻って行く。


そして翌日になり母親に叩き起こされると目を擦りながら朝の支度を済ませ、家を出て行く。レイラの家の前を通りながら合流場所のいつもの広場に行き、皆んなと合流して、学校に向かう。


学校に着き特訓場所の校庭に行くと

「マーク君、ファルト君、ウィルマ君。よくぞ来てくれた」

と上の方から早朝に相応しい爽やかイケメンボイスが聞こえてきた。俺たちはキョロキョロして探す。するとファルが

「ちょっとあそこの屋上を見ろ」

と指を指す。そこには爽やかイケメンが立っていた。

「君たちは特訓に必要なモノが何かわかるかな」

と聞いてくるが俺たちはこの状況を全く飲み込めず、ポカンとしていた。

「分からないか、では教えてやろう。一つ!それは努力だ。二つ!それは友情だ。そして三つ!、とうっ!!」

と爽やかイケメンが屋上から飛び降り、綺麗な着地をした後、俺たちを見て

「それは俺みたいな熱血教師さ」

と爽やかな笑顔で言うのであった。

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