馬鹿げた案
教室に戻るとすぐに授業が始まる。授業中、他に出来る事は無いかなと必死に考えたが答えは見つからず、授業が終わった。俺は思いついた案を話そうと2人の方を向く。
「ファル、ウィル、一つだけ案が思いついたんだけど」
と言うと
「どんな案だ」「どんな案なの」
と期待しているかの様な目で見てきた。
「期待してる所申し訳ないけど」
と案を言おうとした瞬間、先生がこちらにやってきた。
「ファルト君、マーク君。さっきやってなかった魔力の確認をしたいんだけど時間あるかな」
と聞いてきた。これは丁度良いなと思い。
「はい、大丈夫です」
「おう、先生大丈夫だぜ」
「じゃ、着いてきてきてくれるかしら」
と歩き出そうとしていた。
「先生ちょっと待ってください」
と俺は先生を呼び止める。
「何かしら?」
「ウィルも付き添いで良いですか」
とウィルの方を見る。ウィルは一瞬不思議そうな顔したがすぐに意図を理解したかの様に頷き
「先生、ついて行って良いでしょうか」
「うん良いわよ。じゃ皆んなついて来てね」
と先生が歩き出したので俺たちはついて行く事にした。
外へと向かっている途中俺はファルとウィルにさっき思いついた案を話す事にした。
「それでさっきの話の続きなんだけど」
と2人の方を向くすると2人は頷いたので続きを話す。
「今から言うのは根本的な問題を解決出来る案じゃないけどさ、レイラが戻って来た時1人で授業を受けるかもって言ってたよな」
「そうだな」
「だから俺たちも受けたいと言ったけど魔法の方が良いって先生言ってたよな」
「言ってたわね」
「だからさ、学校で習う魔法を全て覚えれば良いんじゃないかなと思ったんだよ」
と案を言うと2人は驚いた顔をする。
そうだよなぁ俺でも馬鹿げた案だと思うよ、だけど馬鹿げた案でも今はこれしか思い浮かばないし、それにレイラに俺が何とかしてやるって言った手前これくらいは何とかしないとなぁと決意を決め
「馬鹿げた案だけどどうかな」
と断れる前提で聞いてみる。すると2人は笑いながら頷き
「やってやるか」「やってみる価値ありね」
と快く承諾してくれる。俺はありがたい気持ちと巻き込んですまないという気持ちになりながら
「ありがとう」
と2人に言うのであった。
先生について行き外へ出て魔力の確認を済ませると俺たちは早速先生にさっき案を伝えた。
「うーん、学校で習う全ての魔法をね〜」
と先生は考え込む
「どうにか出来ませんか」
「先生頼むよ」
「先生、お願いします」
と俺たち三人は必死に頼み込む。すると先生は
「私としては良いよって言ってあげたいんだけどね、先生としては駄目と言わないといけないのよね」
と苦渋の表情をしていた。俺たちはもう一度必死に頼み込む。すると先生は苦渋の表情をしながら
「ごめんね、一度考える時間をくれないかな、今はとりあえず授業を受けてくれないその間に考えてみるからね」
と申し訳なそうに言ってくる。俺たちは顔を見合わせて先生の言う通り教室に戻る事にした。




