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懐かしい音

席に戻って見るとレイラとウィルの姿が無かった。俺たちは何処かに行ったのだろうと考え、話し合っていると

「あら、戻って来てたのね。それで挨拶は上手く行ったの」

とウィルが聞いてきた。

「何も無かったよな、マーク」

とファルが俺に視線を向けながら動揺した様な喋り方をする。さっきのことバレたく無いんだなと俺は納得して

「うん、特に問題無く挨拶出来たよ、それよりも2人はどこに行ってたの?」

「お手洗いー」

とレイラが元気良く答える。するとファルが頷きながら

「トイレかー、この学校のトイレってどこにあるんだ」

と質問するとウィルはため息を吐き

「教室を出て階段を通り過ぎた所にあったわよ。後、ファル、トイレって言わないのお手洗いって言いなさい」

と親が子供に注意するかの様に言うとファルは適当に頷いていた。


その後4人で話をしていると転生前に良く聞いた学校のベルの音が鳴った。キンコンカンコンって懐かしいなぁとそう感じていると黒板の方の扉が開く。すると俺たちに教室の場所を教えてくれた女性が入ってきた。女性は黒板の前にある教壇に両手を着き

「このクラスの担任をする、ミュー・クレストです。ミュー先生、ミューちゃん、好きな様に呼んでね。これから皆さんよろしくお願いします」

と頭を下げる。優しそうな先生で良かったなぁと少しホッとしてると

「先生の自己紹介が終わったから、次は皆さんの自己紹介と行きましょうか。そちらの席から、よろしくお願いね」

と廊下側の前の席を指さす。


自己紹介がどんどんと進んでいく、レイラは若干緊張しながら、ウィルは優しい言葉遣いで自己紹介を終えた。俺はどうしようかなぁ、自己紹介苦手だから無難でいいかなそう考えていると俺の前の席の人が自己紹介を終える。俺は無難で良いかと決めて立ち上がり

「俺はマークです。よろしくお願いします」

と無難に決めにいき席に座る。苦手だから無難で良いよねと心の中で言い聞かせてるとファルの番になる。

「俺はファルト、この学園のトップになる男だ」

とスキル炎の手を発動させる。するとウィルが立ち上がり、ファルの頭を叩き

「先生、ファルが申し訳ありません」

と謝ると先生は少し笑い

「ウィルマさん、謝らないで良いよ、それにしてもファルト君、元気良いね。でもね、スキルは危ないから、発動させないでね」

と注意するとファルは叩かれた所を摩りながら

「はい、分かりました」

と素直に反省していた。

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