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あるのか

「来年から学校だけど大丈夫?真面目にやれる?」

と家族で食事をしている時に母親がそんな話をしてきた。この世界に学校あんのかよ、異世界にまで来て勉強したくねえよと軽く落ち込む。でもまあ、あるんだから仕方ないよなと自分を無理矢理納得させて

「まあ、勉強頑張るよ」

「あんたから勉強頑張るって言葉が出てくるなんてね」

と俺の返しに母親が驚いた表情をしてきた。驚くほどかよとそう思っていると父親が喜び

「マークがそんな事を言うなんてな。これはうちのとっておきのお酒を出して祝わないとな」

と酒を取りに行こうとする。そこまで喜ぶほどか、もしかして飲みたいだけかとそう考えていたら母親が父親の前に立ち

「お父さん、そこまでしなくて良いでしょ。もしかして飲みたいだけ?」

と父親を睨む。すると父親は顔を背け

「いや、飲みたいのもあるけど、あるけど、これはお祝いしなきゃいけないかなって」

としどろもどろになりながらも答える。だが、母親は更に父親を睨みつけて

「ほんと?」

「本当は飲みたいだけでした」

と父親は観念したのか頭を下げて謝り、とぼとぼと椅子に座ると母親は少し笑いながら席に座った。


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