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しみじみ

アゲモー亭で食事を終えて店を出る。ミルクーリとカイは一歩前に出てから俺たちの方を見て

「じゃ、私とカイの2人で考えた、観光ツアーを再開しましょう」

「おう、そうだちゃんと着いて来い」

と可愛らしい笑顔を向けた後、前を向き案内を開始した。


ミルクーリとカイのツアーで着いたのは噴水広場だった。ミルクーリが噴水の方に手を向けて

「ここが私たちの街の名物スポットで暑くなると子ども達はここで水浴びするんですよ、こんなふうにです」

とカイとミルクーリはお互いの顔をチラッと見て靴を脱ぐと噴水の中に入り水遊びを始めた。仲良く遊んでいる姿を見てこの街に来て良かったなーとしみじみすると

「来て良かったねー、マーク」

「そうだなぁ」

「ええ、私としてもこの街に来ていただき感謝しています」

と三人でしみじみしながらカイとミルクーリを眺める。


しばらく眺めていると2人は水浴びを終えたのかこちらに戻ってくる。

「次は水着を着て遊ぼうな」

「はい、そうですね。次は水着で全力で水を掛け合いましょう」

「おう、約束だな」

「はい、約束です」

と2人が手を繋いでいた。俺たちはその光景を見て

「来て良かったねー」

「そうだなぁ」

「ええ、そうですなぁ」

と三人でしみじみしていた。


その後、ミルクーリのおもてなしツアーが再開され、神社に参拝したりやケーキ屋でデザートなどを終えると、ある雑貨屋の前で2人が立ち止まる。すると2人は向き合い

「カイ、勝負です」

「おう、ミルクーリ勝負だな」

と言うと2人は店の中に入り、別々に分かれた。どういことだと思いながら俺とレイラはカイの所に向かう。


カイの元に着くとカイは真剣な顔をし

「ミルクーリが喜びそうなのはどれだろうか」

と商品を見ていた。俺とレイラは顔を合わせて頷き、ただただカイを見守る事に決めた。


しばらく待っているとカイが大きく頷き

「これだ!これなら喜ぶぞ」

とニヤニヤ笑いながら会計に向かって行く。見つかったんだなと安心していると会計を済ませたカイが戻って来て、袋に入れてもらった商品を見ながら

「これで私の勝ちは決まりだな」

と嬉しそうに笑っていた。


買い物を終えたので雑貨屋の入り口に戻るとそこにはミルクーリとサトラーがいた。カイはミルクーリの元へ行き

「ミルクーリ、どうだ、勝負は勝てそうか」

「ええ、勝てる自信がありますよ、あっと言わせて見せます」

「そうか、楽しみだな、私もあっと言わせる自信があるぞ」

「そうですか、それは楽しみです」

と2人で語り合うと2人は手を繋ぎ屋敷の方へ向かって歩き出す。それを見た俺たちはしみじみして

「良かったね」

「そうだなぁ」

「そうですな」

と2人を見守りながら俺たちも屋敷に向かって歩き出した。


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