外してない
戦闘態勢を取った俺はまず状況を確認する。
相手の武器は刀だから接近戦タイプか?お屋敷内だから強い魔法は放てないな、派手じゃ無くてもお屋敷内は壁に囲まれているから魔法は極力控えた方が良いかなと考え
「カイ、あいつのスキル分かるか」
「分かった、、、あいつのスキルは行動予知だ」
と相手に聞かれない様に小声で教えてくれた。
行動予知って漫画やアニメとかでよくある攻撃予知みたいなものか、なら倒す方法はあれになるかなぁと考え
「カイ、レイラ、あいつを壁に追い込むから、2人は連続で攻撃してくれ、俺は作戦成功の為に援護出来ないと思ってくれ、そして壁に追い込んだら近くまで行くから睨み合いをしてて」
と2人に聞こえるくらいの声で言うと2人は小さな声で
「「うん」」
と返事をすると2人同時に行こうとし肩がぶつかってしまう。
そういえば三人で戦うのはこれが初めてだった、連携の練習しておけば良かったなと考える。するとカイがレイラを見て
「あばずれ、私が先に攻撃だろう」
「でもさカイ、相手刀持っているんだよ。そしたら大剣持ってる私の方が安全じゃない」
とカイの文句にレイラは優しく諭していると
「お前ら連携がなってない様だが大丈夫か。俺が今教えてやろうか、まあ俺は今1人だけどな、ははは」
と仮面の男が1人ツッコミをして笑っていた。あれ何処かで聞いた事があるようなツッコミ方だな。そう感じていたら、レイラとカイは仮面の男の方を向き
「あばずれ、最低な奴を吹っ飛ばすぞ、先に攻撃してくれ」
とカイはムカついたのか少しキレ気味に答える
「分かった。カイ、行くよ」
とレイラが大剣を構え直し仮面の男に突撃して大剣の腹を相手目掛けて振り下ろす。だが仮面の男はそれを刀で受け止め
「嬢ちゃん、腹で殴るとは優しいねえ、まあそれで殴られたら死にそうだけどな」
と余裕そうに答える。
「大丈夫です。寸止めしますから、殺しはしたくないので」
と大剣を強く握り直す。
「へえ、そうかい。でも、そんな甘くては俺に勝てないぜ」
と簡単にレイラの大剣を弾き返す。
「カイ、今だよ」
「おう、行くぞ」
とレイラの呼びかけでカイが突っ込み、腹を殴ろうとするが仮面の男は後ろに大きく飛んで避け
「小さなお嬢ちゃん、凄くはえ〜な、もう少しで当たりそうだったぜ、娘に勝った噂も頷けるな」
と嬉しそうに答える。
「余裕そうにいられるのは今の内だけだ。あばずれ」
「うん、行くよー」
といつの間にか仮面の男に迫っていたレイラがまた大剣の腹で殴りかかるがまたしても刀で受け止められる。
「さっきまでのは演技だったのか?こんな瞬時に連携できるなんて」
「仲良しですからね」
と大剣を力強く握り直すと仮面の男はそれを弾き返し、後ろに飛び
「次は小さな嬢ちゃんか」
「おう、そうだ」
と突っ込んでそのまま殴ろうとするが
「俺は好きだけど、そんな愚直な攻撃は二度も通用しないぜ」
とまた後ろに大きく飛び避け、壁の近くまで行く。レイラとカイは互いの顔を見合わせた後、俺の言った通りに仮面の男を睨みつけた。俺はそれを見て仮面の男の方まで近くまで行く。すると仮面の男は頷き
「ようやく、揃ったな、俺が聞くべきでは無いんだと思うんだけどさ、この状況は何?何が起こっているの?」
と急に質問をしてきた。俺は何なんだと考えていると
「俺だよ、俺」
と仮面を指差しながら言ってきた。俺たちは顔を合わせて首を傾げる。
「仮面だから分かるわけないだろ」
と仮面の男は自分でツッコミを入れた。




