昔とは
「誰ですか、侵入してきたのは?」
「いいえ、分かりません、主人を呼んでこい、話はそれからだととの事」
とガイソーは悩んだ表情をして
「そうですか、なら仕方ありませんね、サトラー殿、一緒に来てくれませんか」
とガイソーが頼むとサトラーはガイソーの肩に手を置き
「ガイソーの行く所なら何処へでも行ってやるよ」
「ありがとうございます、サトラー殿。では行きましょうか」
と2人が出ていこうとしていた。何もしないのは後味悪くなるかなと考え
「俺たちに出来る事だったらなんでも言ってくれ」
と提案する。ガイソーは頭を下げ
「ご厚意ありがとうございます。ですがお客様をトラブルに巻き込むわけにはいきません、ここでお茶をお楽しみ下さい」
と断り、部屋を出て行く。
残された俺たちはしばらくしーんと静まり返る。そんな中
「もしかして、私の所為だったらどうしよう」
とミルクーリが不安そうに言ってきた。
「どうしてそう思うんだ」
とカイが心配そうに聞くとミルクーリは
「昔、貴族の集まりでこんな話を聞いたんです。貴族の悪い奴を問答無用で成敗するカブキモノがいるって」
と説明してきた。歌舞伎者って思いっきりあっちの世界の言葉だよなぁと思いながら
「どうして、それで自分の所為だと思うんだ」
と俺が質問するとミルクーリは
「もしかしたら言いつけを守らず、抜け出して友達と遊んでいたから」
と不安そうに震えていた。言葉で否定しても受け入れないかなと考えていると
「分かった。ミルクーリ、お前のせいかどうか確認しに行くぞ」
とカイが手を差し伸べる。するとミルクーリは震えながら
「もし、私の所為だったら」
と言うとカイは胸を叩き
「その時は私がなんとかしてやるから安心しろ」
と自信満々に言うとミルクーリはカイの手を掴み
「確かめに行きます」
「じゃ、行くぞ」
とカイは連れて部屋を出て行った。するとレイラはこちらを見て笑顔で
「カイ、昔のマークみたいだったね」
と言いカイについて行く。昔の俺みたいとはと疑問に思いながらカイについて行く事にした。




