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キメ顔、キラン

「私は本当はミルクーリなんです、騙してごめんなさい」

とミルクーリは罪悪感のせいか今にも泣きそうな顔で謝ってきたので

「実はな最初から気づいていたよ、何か事情があると思ってね、気づかないフリをしていたのさ、なあレイラ」

「そうだよ、ミルクーリちゃんが何かやりたい事があるのかなって思ってね、気づかないフリをしてたんだよ」

と俺はミルクーリに嘘をつくとミルクーリは少し涙を拭き

「カイちゃんの言っていた事は本当だった」

と少し呟き

「今日は騙して本当にごめんなさい」

と頭を下げてきた。こういう時何て言えば分からず考えていると

「謝るよりもありがとうの方が嬉しいかな」

とレイラが優しく語りかけたので俺もなんか言わんと思い

「そうだぜ、可愛い女の子からは謝るよりもありがとうの方が何倍も嬉しい、だからその可愛い顔でありがとうと言って欲しいな」

と無理矢理キメ顔をするとミルクーリは少し笑った後、ニッコリして

「そうですね、今日は私のわがままに付き合ってくださりありがとうございます」

「どういたしまして」

「良い笑顔だ、痺れるね」

と場違いな返しをすると2人が笑う。まあ、笑ってくれるならいいかと思い俺も笑う。


しばらくした後、ミルクーリが

「そろそろ、暗くなってきましたね、申し訳ないですがカイ様をお迎えに来ていただけませんか、多分私の家にいるので」

と頼んできたので俺達は頷き、後を着いて行く事にした。


ミルクーリの後に着いて行くと豪華なお屋敷が見えてきた。すげーなと建物を眺めているとミルクーリがこちらを向き豪華なお屋敷を指差し

「ここが私の家です、表は警備がいるので私に着いて来てください」

と小声で言ってきたので着いて行こうとした瞬間

「おや、お嬢様ではないですかこれは今回もしてやられましたな」

と後ろからサッ君、いやサトラーの声が聞こえてきたので振り返るとサトラーは笑顔で

「これはこれは、今までどちらに行かれたのですかな」

と演技をしてきた。するとミルクーリは

「それはその」

と焦りのせいか言い淀むとサトラーは笑顔で

「それは後で聞きましょうか。それよりもそちらの御二方は誰でしょうか」

「それは、その、、カイの仲間で私を保護して送り届けてくれた方で、、」

「それはそれは、ならお詫びとお礼をしなければバスクート家の恥になりますなぁ、では御二方、時間はありますかな、もし時間がよろしければカイ様も含めておもてなしをしたいのですが」

と提案してくる。サッ君、演技上手いなぁと感心していると

「おもてなし、受けさせていただきます」

とレイラが嬉しそうに返事をしていたので

「じゃお願いします」

と返事をするとサトラーは軽くウインクして

「ではこちらからどうぞ」

と俺たちを案内し始めるのであった。


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