恥ずかし
はっとなり急に意識を取り戻し、目を開けてみるとぼやけているが遠くの方に川が見えた。
ここは三途の川か?あんな死に方ってあるんだなと心の中で苦笑いをしているとまた意識を失う。
「ク、、ショ、、、、起きて、、さい」
と近くから優しそうな女性の声が聞こえて聞きたのでなんなんだと俺は目を覚ます。
「良かった。工藤様起きてくださいましたね」
と綺麗な女性が嬉しそうに言ってきたのでこいつは誰だと思っていると
「私は簡単に言うと女神ですね」
と俺の心を読んだかのように素性を明かしてきたので、女神と周囲を観察しながらしばらく考え込む。
周りは真っ暗、女神と2人っきり、もしかしてこの状況、漫画やアニメでよく見る転生ってやつではと思い、少しワクワクしていると
「あのー、どうかしましたか?」
と心配そうに見つめてきたので俺は笑いながら
「いえいえ、この状況が転生物であるやつだなと思いまして」
と素直に感想を述べると女神が笑いながら
「良かったー、これで良かったんですね」
と安心していたので疑問に思っていると
「ああ、すみません、以前の転生者様が周りを真っ暗にした方が良いとかもう少し女神っぽい衣装にした方が良いとか仰っていましたので変えたんですよ、これで良かったんですね」
と女神が喜びながら言ってきたので、そんなこだわりの強い面倒な転生者に会って不幸だったなと同情しながら
「なんか、同じ転生者として謝っておきます。すみません」
「謝る必要ないですよ、あの指導によって工藤様がすんなり受け入れられたのですから、私としては良い経験だったなと思います」
と女神らしい女神的な発言をしてきたので思わず感動していると
「じゃ、早速ですが転生の儀をします」
と女神は姿勢を正し、咳払いをして
「あなたは不運な死を遂げました、それであな」
と女神が発言してきたので俺はワクワクしていたせいか忘れていた、自分の死に方を思い出し
「あの出来れば、転生の儀ってやつを早めに終わらせてください」
と思わず女神の言葉を遮り発言してしまう
「あの、どうしてでしょうか、どこか至らぬ事があったのでしょうか」
と申し訳無さそうに聞いてきたので俺は慌てて首を振り
「いや、何か、死んだ記憶をさ、さっさと別な記憶で埋めたいなと思いますし」
と恥ずかしさでしどろもどろになりながらも発言すると
「そうですか」
と女神は悲しそうな顔をしてきたので俺は照れ笑いをしながら
「椅子が倒れて死んだ事を知って人が目の前にいるとなると何か恥ずかしくて、すみません」
と恥ずかしさを堪えて言い切ると女神は少し笑いながら
「ああ、そうですね、分かりました、なるべく早く、説明しますね」
と言うと女神はこの世界について説明してくれたので頭で整理する。
この世界は色んな種族がいて平和、この世界での魔物は魔力を持った生物、人間も魔力を持っているので魔物である、スキルは物心ついた時に自分で知れるとまとめていると
「分かりましたか」
「ええ、分かりました、なのでなるべく早く転生させてくださいお願いします」
「では、転生させますね」
と女神が言い終わると俺の意識が遠のいていくのでワクワクしていると女神が何か口を動かしていた。
俺は女神に向けて、さらばの意味を込めて親指を立てていると意識が途切れてしまう。




