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必勝法

ショウちゃん、どうやったら俺たちってモテるんだろうな」

と居酒屋で一緒に呑んでいた友人の琢磨タクマがいつものように愚痴り始める。俺はその言葉を待っていたぞと思いながら

「タクよ、俺はこの恋愛という無理ゲーの必勝法を思いついたんだ」

とニヤニヤしながら答えると琢磨は驚いた表情で

「どんな方法だよ」

とタクがいい反応していたので少しためてから

「それは実際に彼女が出来てから教えてやろう」

と答えるとタクは少しズッコケたふりをしながら

「なんだよ、それ、今教えてくれよ」

「嫌だよ、お前に先に彼女作られたく無いからな、後で教えてやるよ」

「ひどいぞ、それは」

「酷くても良いさ、モテるのならな。必勝法を使えば、工藤クドウ家も俺の代で一家断絶って事は無いね」

「俺の家系も俺の代で断絶しそうだから教えてくれよ、その必勝法さ」

「まあ待てって、別に教えないとは言って無いだろ、俺に彼女が出来てから教えてやるよ、楽しみに待っててな」

「だったら早く彼女作って俺に教えてくれよ、そろそろ大学三年になるんだぞ、就活とかで遊べなくなる前までに作ってくれよな」

「ああ、分かったって、すぐに作ってやるからよ、楽しみにしてな。じゃ、話終わった事だし、飲み直すか」

「おう」

と俺たちはビールを片手に持ち

「「乾杯」」

と飲み始める。


しばらく呑み食いした後、お互い酔ってきたので勘定を済ませ家に帰る事にした。


家に帰り、部屋に戻ると俺は必勝法をより確実にする為、本棚から漫画を取りベットに転がりながら読み始める。


しばらく読み、やっぱりモテるのは酒呑みで女好きでだらしないキャラだよなと思いながら本を閉じ、寝ようとするが明日までのレポートがある事に気づき、やばいと思いながら勉強机に向かい椅子に座り、パソコンを起動し、レポートを作成する。


こんなもんで良いだろとレポートを書き上げ、せっかくパソコンを起動しているので動画を見る。


動画を見続けると眠くなってきたので俺はそろそろ寝ようと座ったまま体を伸ばそうとする。すると体を伸ばした時に椅子に寄りかかり過ぎたせいか椅子が後ろに倒れて行く、これはやばいと思いながら何かに掴まろうとするが何も掴めず、後頭部に衝撃が走る。これで死なないよな、これで死んだら恥ずかしいよなぁと思いながら意識が段々遠くなっていった。


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