新スキル
宿に戻った俺は今回は悪くなくないと思いながらも2人の説教を反省しているふりをして乗り切り、安心していると
「マーク、本当に反省した?」
「もちろん反省したさ」
と言葉だけ反省をしておくするとレイラは俺を訝しげに見ながら
「本当かな」
「本当です」
と言葉と態度で必死に反省アピールをするとレイラは笑いながら
「まあ、でも反省してなくても良いよねー、カイ」
「そうだなあばずれ」
と2人が笑いあっていたので何?と疑問に思っていると
「それはね、カイ、説明して」
「そうだな、マークが疑問に思っているのであれば説明しよう」
と言うとカイはドヤ顔になりながら
「実はなスキル『マークをマーク』を手に入れたのだ」
と意味不明な事を突然言ってきたので何?と首を傾げていると
「マークを探している時にね、急にカイの体が光出してね、そしたらマークの居場所が分かるってカイが言ってね、それでマークを見つけたんだよ」
と説明されて、どんな限定的なスキルだよと心の中でつっこんでいると2人はニヤニヤしながら
「まあ、これでね、マークがどんな場所にいようが分かるようになったんだよ。もうこれで変な所いけないねー」
「そうだな、マークよ、これで変な所にはいけまい」
と死の宣告みたいな発言をされてしまう、俺はこのスキルを出し抜き夜の街にどうやって行こうかと考えつつ
「それは、参ったな、飲みに行けないじゃないか」
と見た目だけの降参ポーズをしながら笑う。すると2人は余裕の笑みを浮かべながら
「そうだね」「そうだな」
と3人しばらく笑い合う。
しばらく笑い合っていると昼飯に丁度良い時間になったので故郷方面への馬車が出る時間や日にちを調べつつ、食事をしに行き、のんびりと1日を過ごした。
馬車が出る日にちまでの数日はパックさんから杖の材料をもらったり、体が鈍らないように簡単な採取クエストをこなしたり、のんびりとした日々を送る。
そして今日、故郷方面へ馬車が出発するので俺たちは早めに馬車に乗るとレイラは街を眺めながら
「色々あったね」
「そうだな、私が人になったからな」
「自分で言うのか」
「だってな、私が1番驚いたんだ、私が言うのが正しい」
と雑談をしているといつのまにか出発の時間になり馬車が動き出す
「そういえばマーク、冒険者になってからベレット村に帰省するの初めてだね」
「そうだな、冒険者になろうとして以来帰ってないからな」
「そうだね、カイは人間になってから初だね」
「そうだ、人間になってから初めてだ」
とカイはワクワクしているか嬉しそうに答える。
その後揺れる場所の中で雑談をしていると俺は連日の疲れのせいか眠くなり、そのまま寝てしまう。




