夢見る女の子
武器屋を出て行き食事を済ませ、パックと別れ、宿に帰っていると
「レイラさーーーん、明日は試合よろしくおーねーがーいしまーす」
と言いながら遠くから少女がやってくるので
「レイラ、知り合い?」
「うーん、分からない」
「あばずれ、だからな、忘れてるだけかもな」
「あはは、そうかも」
とレイラが言うので誰だろうと思っていると少女がこちらにやってきて
「レイラさん、明日は試合よろしくお願いします」
と言ってきたので俺は
「君は誰?」
と質問すると少女は俺を睨み
「死んでください」
と言ってきたのでこの反応はレイラファンかなと思っていると
「あんまりそんな事言っちゃいけないよ」
とレイラが少女に注意すると少女はにやけながら
「はーい、分かりました」
と言ってきたのでレイラファンだと確信していると
「で、あなたは誰?」
とレイラが俺と同じ質問をすると少女はにやけながら
「私はイチナと言いまして、あなたの1番のファンです」
「ありがとうね、応援してくれて、でも明日試合よろしくって事は選手なの?」
「はい、そうです」
「じゃ、明日、全力で試合を楽しもうね」
「はい、もちろんです、この日の為に選手になりましたから」
「どういう事?」
とレイラが聞くとイチナは空を見上げ
「あの日、私は会場で親の手伝いをしていました、その時、試合で私と歳がそんなに変わらないのに大きな男の人を素手で倒すレイラ選手を見て、かっこいいなこんな女性になりたいな、いつか同じ場所に立てたらなと思いまして、親の反対を押し切り冒険者になりました、だから闘えるのがとても楽しみです、試合よろしくお願いします」
と言うとレイラに手を差し出すとレイラは手を掴み
「そうなんだね、じゃ試合を全力で楽しもうね」
と言うとイチナはにやけながら
「はい、一緒の試合会場で見つめ合いながら熱い2人の時間を過ごしましょう」
と予想外の事を言ってきたので思わず吹き出すと
「まだ、生きてたんですか死んでください」
「そうだよ、笑うのは失礼だよ」
とレイラとイチナはこちらを見てきたので俺が悪いのかよと思いカイに聞こうとするとカイはあくびをして興味無さそうだった。
その後、レイラとイチナは素手での闘い方の話をしていたので俺もカイと雑談していると
「有意義な時間でした、それでは明日はよろしくお願いします」
「うん、よろしくね」
とレイラが言うとイチナは俺の方を睨んでから立ち去る、俺はその睨みいる?とそんな事を思いながら宿に帰るのであった。




