属性vs属性
銅鑼が鳴り、試合が始まった。
俺は先手必勝と思いこの前倒した電撃魔法『サンダーショット』を放つ。
すると『サンダーショット』はパックに向かって行き直撃し煙を上げる。
俺は一瞬やったかと思ったが、あれ?この状況、昨日客席から見たなと思い、緊張しながら相手の動きに注意する。
すると煙がだんだん消えていき、ほぼ無傷のパックが現れ
「いやー防御魔法が間に合って無かったどうなっていたか、そういえばその魔術、学校で習う初級魔術だよな、普通のサンダーショットに比べて、威力、精度、発動時間が段違いに良い、よく勉強してきた証拠だ、感心するよ」
「いやーありがとうございます、自分の為に魔法の勉強頑張って来ましたから、褒めてくれるのは嬉しいです」
と言うとパックはニヤリと笑い
「そうか、自分の為に頑張れるのは良い事だ、じゃ次はこっちの番だ」
とパックは身体強化魔法をかけてこちらに向かって来たので俺は身体強化魔法『パワー』をかけ、パックの攻撃に備える。
俺に近づいてきたパックがこちらに向かって斧を振り下ろしてきたので俺はギリギリで避け、距離をとる、パックは振り下ろした斧を構え直し、俺を追う。
俺はパックの動きに注意しながら距離を取りながら攻撃するタイミングを見計らう。
パックがこちらに向かって一直線に向かってきたのでこのタイミングかと思い少し立ち止まり、土魔法『土の礫』を放つ。
放った『土の礫』はパックに直撃し、これで少しでも動きが止まってくれればと思っているとパックは止まらずにこちらに向かってきた。
どんな体幹しているんだよと嘆きながら、魔法を放った事により距離が近づいたのでまた距離を取り直そうとしたがパックは予想以上に早くこちらに近づいて斧を振り下ろしてきたので避けるのは無理かと思い杖を横に持ち斧を受ける事にした。
杖で斧を受け止めていると
メキッ!メキッ!
と杖から音が鳴ってきたのでやばいやばい、あの魔法を使うかと悩んでいると
「このままだと折れるぜ、こっからどうする」
と言いながら更に力を込めてきたので俺は杖を折って怒られたくないと思い、さよなら夜の店と思いながらあの魔法を使う事に決める。
一か八か詠唱する振りをする、するとパックは警戒してか斧を持つ手を緩めた、今ならと杖から片手を離し、片手をパックに向けると、パックはその行動に警戒したのか斧を杖から一瞬離す。
今だ!!
と思い、この前身につけた『インビシブル』を発動しすぐさま距離を取る。
インビシブルを使い距離を取った事でパックはこちらを見失ったようにキョロキョロしながら
「そんな魔法も使えんのか、面白くなってきたじゃねーか」
と言ってきたので上手くいったな思いながら俺は足音を立てないようにパックの後ろに回る。
そして『サンダーショット』を放つ。
放った魔法はそのまま直撃し、煙を上げる。
やったかと思っていると
「そこかぁぁぁ!!!」
と直撃により少し服がボロボロになったパックが一直線に俺の方に近づいてきたのでやばい、『インビシブル』解けたのかと思いもう一度かけ直す、だが避けるのは間に合わずそのままパックが斧を振り下ろしてきたので俺は魔力を無駄にしない様に『インビシブル』を解除し『パワー』を発動し、仕方なく杖で受け止める
「インビシブルも使えるなんて驚いたぜ」
「こっちこそ、電撃を耐えるなんて驚きです」
「身体強化魔法してたからギリギリな、さあ仕切り直しだ」
と言うと斧を持つ手に力を込めてきたので杖を持つ手に力を込める
メキッメキッ!
と音が鳴ってきたので俺はそろそろやばいと思い、さっきと同じように詠唱をする振りをするとパックは更に力を込めて
「さっきと同じようにはいかないぜ」
と言ってきたので2度目は無理かと思い杖を持つ手の力を強める。
すると
バキンッ!!
と杖が折れてしまう、一瞬怒られるなぁと思いながら、すぐさま杖を捨てて避けると
「わりい、わりい、杖、壊しちまったな、まあ今日の試合のお礼に買ってやるから、気を落とさず来い」
と言ってきたので良い人だなと思いつつ
「分かりました」
と言うと俺は『インビシブル』を発動し、パックの動きを待つ。
パックがキョロキョロし始めたので俺は足音を立てずにパック後ろに回り『サンダーショット』を放ち、煙を上げたので今度は結果を見ずにすぐさま移動し、待機する。
するとパックが『サンダーショット』を放った場所に向かって行ったので俺はタイミングを見計らい『サンダーショット』を放つ。
するとパックはそれを読んでいたのか魔法を喰らった直後、俺のいる方向に向き、『石の礫』を放ってくる。
パックの予想外の動きに焦ったが『インビシブル』を解き、『パワー』を発動し、なんとか避ける。
避けている間にパックはこちらに接近してをおり、このままじゃまずいなと思い俺は『石の礫』を放ち、パックの足止めをしようとする。
だがパックは斧で『石の礫』を振り払いながら近づく。
俺は体力と魔力的にこのまま長引くのはやばいかもと思い最後の賭けでパックが近づいた所で『インビシブル』を発動し動かず待つ。
するとパックが目を閉じて笑う
「へえ、そう来るか、お前を探してキョロキョロしている所を狙おうとしているのか、残念だったな、お前目の前にいるんだろう、風の動きで分かるぜ」
と言いながら斧を構えてきたので息を呑み見守っていると突然斧を捨て
「と考えて勝利を確信して斧を大振りしようとする所で魔法でカウンターを決めようとしているのだろう残念だったな、俺は勝利を確信せずに殴りでいくぜ」
と殴ってきたので上手くいかないなこうなったらやるしか無いと思い俺は力を込めて『パワー』を発動し、殴りにかかる。
するとパックの顔に拳が当たり、よしと思った、瞬間、頭に強烈な衝撃がきて目の前が真っ暗になってしまった。




