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ナント、ナントと南東には

どんな言葉を言えば良かったのか?いや、俺が言える言葉があったのかと考えながらコロウの後に着いて行き、レイラ達がいる部屋に戻って行く。部屋に戻った後も考えているとレイラが心配そうに俺を見てきた。俺は今は調査の事だけを考えようと心の中で決め頷き、レイラに向かって笑顔で親指を立てて大丈夫アピールをする。するとレイラは頷き、笑顔になる。その後、調査状況や雑談をしていると料理が運ばれて来る。俺たちはその料理を美味しく食べる。そして食事を終えて、コロウの家を出ると俺とカイはレイラ達と別れ南東の森へ向かう。


南東の森をカイと話しながら歩いていると、遠くの方に狼人ではない人が木を見ながら立っていた。何をしているんだろうと注視してみると木を見ながら立っていたのはヘイターだった。どうしてヘイターちゃんがここにいるんだろう?と考えているとヘイターがこちらに気付き

「会長!会長!こんな所で会うなんて奇跡ですね」

と嬉しそうな顔しながらこちらに駆け寄って来る。するとカイが俺をちょんちょんとして

「誰だ?」

「獣寵会のメンバーで名前はヘイター」

「じゃあ、私の部下だな」

と2人でコソコソ話しているとヘイターがこちらに近づいて来て。頭を下げる

「会長!おはようございます!」

「ヘイターちゃんおはよう」

「おはよう、私の部下よ」

とカイは俺の真似をしてラスボスっぽく挨拶をする。ヘイターは一瞬驚いた顔した後頷き

「会長のお連れって事は俺は部下ですね。それで世間知らずで申し訳ないですがお嬢様の名前は何でしょうか?」

「カイだ。私の部下よ」

「カイ様ですか。拙い野郎ですがよろしくお願いします」

「所でヘイターちゃんは何でこんな所にいるんだい」

と俺は質問したかった事を質問する。するとヘイターは笑いながら

「良い木を探しているからです」

「何でそんな物を探しているんだ?私の部下よ」

「それはですね。会長に触られた服を飾る額縁を作る為の材料探しをするからです」

と木を見る。一昨日のあれだよね。まさか一昨日から探して無いよねと不安に思い

「ヘイターちゃん一昨日からずっと探して無いよね?」

と恐る恐る聞いてみる。するとヘイターは首を横に必死に振りながら

「そんなの当たり前ですよ」

と安心安全の答えが返ってくる。良かったーと安心していると

「当たり前ですよ。獣寵会の仕事をしないで探すなんてしませんよ。獣寵会の仕事以外の時間に決まっているじゃ無いですか」

とやばそうな回答が返ってくる。俺は違うよな〜ヘイターちゃん違うよな〜と思いながら

「ヘイターちゃん。もしかして仕事以外の時間全部をこれに使っているのかい?」

と恐る恐る聞いてみる。するとヘイターは

「当たり前ですよ。会長に触れられた服に値する木を探すとなると仕事以外時間を全部使いますよ」

とニッコリ笑う。怖い怖い、忠誠心が怖いとラスボス系の主人公の気持ちを味わっているとカイがちょんちょんとして小声で話したいというジェスチャーをしてきたので俺はカイの口元に耳を近づける。

「こいつ大丈夫か?」

と引いている表情で聞いてくる。俺は分からず首を傾げた後、ヘイターに向かって

「ほどほどにね、ヘイターちゃん」

「分かりました。完璧なほどほどな感じの木を探す事にします」

と笑う。何でそうなる?とつっこんでいるとヘイターは首を傾げ

「あの失礼を承知で聞きたいのですが会長は何でこんな所にいるんですか」

「ペドルフちゃんに何も聞いて無いのかい?」

「副会長には何も言われてませんが」

とヘイターが首を横に振る。まあ言ったら暴走しそうかなって事で言わなかったのかなと思いながら

「これは極秘任務だ」

「極秘任務ですか?」

「極秘任務だよ。ヘイターちゃん」

「その極秘任務。俺にも出来ますか?」

と真剣な表情で俺を見てくる。俺が駄目って言うとヘイターちゃんはショック受けそうだよなと思いながら

「この極秘任務の人員の任命はペドルフちゃんに任せてある。だからペドルフちゃんに聞いてほしい」

「副会長に聞けば良いんですね。分かりました。ちょっくら、山を越えて聞いてきますね。会長、カイ様。申し訳無いですが俺は此処で失礼します」

と走り去ってしまう。ペッちゃんならなんとか上手くやってくれるよなぁと思いながらヘイターちゃんを見送る。


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