どっちナン?
その後も情報を集めたが店主の情報以外めぼしいものは無く昼になっていたので一度広場に向かう事にした。広場に行くとカイとレイラがいた。俺は2人に手を振り
「レイラ、カイ。何か情報見つけた?」
と大きめな声で言うとレイラは首を横に振り
「こっちは特に見つからなかったよ。マークの方は?」
「俺の方は一つだけ良い情報を見つけた」
「本当か!」
「うん。そっちで詳しく話すよ」
と俺は2人の元へ駆け寄る。
「どんな情報だ!」
とカイが食い気味に聞いて来る。
「それはトウマさんが来たら言うよ」
とトウマが来てないか見渡す。するとトウマがこちらに歩いて来ているのが見えた。
「待たせたな。それでそっちは情報が手に入ったのか」
とトウマがこちらに向かって呼びかける。俺は首を縦に振り
「一つだけですけど見つかりました」
「そうか、私も一つだけある。そっち行ったら話そう」
とトウマが笑顔で答える。流石は自警団だなぁと思いながらトウマを待つ。トウマが合流するとトウマが俺の方を見て
「それで、マークはどんな情報を手に入れたんだ」
「俺の方は南西の森に出入りしている若者がいるって噂があるって情報です」
「それは怪しいな、そこに何か原因がありそうだ」
とカイが頷きながら答える。だがトウマは首を捻りながら
「それは無いんじゃ無いか」
「どうしてですか?」
とレイラが頭を傾げる。
「だって、西の森の奥にはゴブリンの生息地がある。そんな場所に原因があるとは思えない」
「でも、いるのはかなり奥の方って言っていましたけど」
と俺は反論する。トウマは首を横に振り。
「お前達は噂に獣人を無理矢理手伝わせるってのがあるのは知っているよな」
とトウマが俺たちを見る。俺たちは頷く。
「ならそこで何をしているかは分からないが何かをさせようとするならゴブリンの来る可能性がある所をわざわざ選ぶと思うか」
とトウマが俺たちを見る。生物である以上どんな行動するかは分からないかーと納得しながら
「南西の森の方は可能性は低そうですね」
「そうだ。じゃあ次は私が仕入れた情報を話すとしようか」
「どんな情報だ!」
「そう慌てな、慌てるな。私の情報も似たようななもので南東の森に出入りしているって噂があってな」
「南東の森か怪しいな!」
「そうだな怪しいと思う。南東の森は比較的安全だからな」
とトウマがきっぱりと言い切る。なら南東の森の方が怪しいかなと思いながら南西も調査したいかなと思っていると
「南東の森へ行くぞ」
とカイが歩き出す。俺は慌てて止めて
「どうして止めるんだ?」
「いや、可能性が低いと思っても南西の森も捨てきれ無くてね」
「それもそうだな。どうするんだ」
「二手に分れようと思うんだ」
とカイ、レイラ、トウマの順に見る。トウマが首を捻りながら
「二手に分かれるよりも、可能性が高い方を探す方が良くないか」
「でも、すみません。南西の森の可能性が捨てきれなくて」
「そうか、なら私だけ南西の森の方へ行くとしようか」
とトウマが提案する。ゴブリンいるって言うけど地元だから1人で大丈夫かなぁと思っているとレイラが手を挙げて
「じゃあ、私もトウマさんと一緒に南西の森へ行こうかな」
とレイラがトウマを見る。
「いや、私1人で良いぞ」
とトウマは首を横に振る。だけどレイラは首を横に振り
「1人だと何かあった時に対応出来ないしそれに」
とそこまで言うとレイラが笑顔になり
「何かトウマさんと仲良くなりたいかなって」
とトウマを見る。トウマは少し悩んでる様な表情をした後、頷き
「そうか、では一緒に行こうか。レイラ」
「よろしくお願いします。トウマさん」
と2人は見つめ合っていた。




