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匂いと説明

どっちも匂いが格別に良いなと思いながらコロウに用意してもらったお菓子やお茶を堪能していると

「そうだ!あんたらはさっき広場で何が起こったか分かるかね。知っていたら教えて欲しいんだかね」

とコロウがこちらを見る。ここは俺が説明すると思いレイラとカイの顔を一度見る。2人は意図を理解してくれたのか頷いてくれたので俺はコロウの方を見て

「あのお騒がせしてすみません。実はトウマさんと決闘していました」

「トウマと決闘?どういう事かね?」

「その説明をする前に説明したいんですけど俺は獣寵会の会長をしておりまして」

とそこまで言うとコロウが驚き、お付きの2人が俺たちを警戒するかの様に睨み。

「村長様、コイツらを追い出した方が良いですよ」

「ジュウチョウ会なんて何をしでかすか分かりません、追い出しましょう」

とお付きの2人はコロウを見る。するとコロウは2人を見て

「2人とも落ち着くかね。2人とも考えてみるかね。普通ならばあんな事をしているジュウチョウ会ましてや会長が村長である私に自分で会長と言うかね?」

「それは我々の鼻を恐れて言ったのでは?」

「そうですよ。ジュウチョウ会なら我々が匂いで感情が分かるって知ってると思いますよ。村長様」

「もしマークさんがその事を知っていたなら私が村長と言った時点自分で出て行くか、もう少し良いやり方をするかね。それをせずに正直に言うのは何か理由があると思うかね。少し話を聞くのも良いかね」

とコロウが説得すると2人は黙って俺を注視する。コロウは俺を見て

「マークさん、何で自分から会長と言ったかね?」

と優しく聞いてくれる。話が分かる人で良かったなと思いながら

「何で獣寵会の悪い噂が流れているかの原因を調べる為に村長に事情を説明して許可を得るのが筋が通ったやり方だと思いまして、自分の正体を明かしました」

とコロウを見る。コロウは鼻をスンスンさせて

「悪い噂が流れてる原因を調べるかね。じゃあ、ジュウチョウ会は無理矢理手伝わせたり、実験台とかにしていないという事かね?」

と首を傾げる。実験台って何だ?と思いながら

「はい、獣寵会はそんな事をしませんよ。俺達の理念に反しますので」

と宣言する。するとコロウは鼻をスンスンさせて頷き

「それなら良かったかね。それなら何でそんな噂が流れてるかね」

「そうですよね。それは調べないと分かんないですね」

「うんまあ、信じるかね。これでこのお話しは一旦お終いにして、ゆっくりしようかね」

と再びお茶とお菓子を堪能し始める。


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