良くある。あるある。(正式名称は思い出せない)
手を天に突き上げて喜んでると周りの冷たい視線が俺を刺して来た。これがよく物語である温度差攻撃か〜出来れば格好良い方の温度差攻撃が良かったな〜と心の中で悔しがる。まあ、それよりもレイラとカイの所に戻ろうと考え、2人を見る。すると?やっぱり?2人は俺の事を変な人を見る目で見てくる。だってさ盛り上がったんだもん仕方ないよね、途中負けそうになっていたんだよ、勝ち筋が見えたらノリノリになるよねと心の中で言い訳をしながら2人に歩み寄る。すると2人は俺の事を変な人を見る目で見てきながら
「勝ったのは良いけど勝ち方気持ち悪かったよね」
「そうだぞ、気持ち悪いな」
と呆れた声で言ってくる。呆れないでよ、傷つくからと思いながら心の中のラスボスにどうすれば心を傷つかなくする事が出来ますかと聞いてみる。すると一番目ラスボスが
(お前いや私、もう覚醒すれば良いだけだろ)
と断言する。どんな魔法ですか?と質問する。
(君、いや私。魔法?私は何を言っているのだね)
と二番目ラスボス不思議そうに聞いてくる。どういう事ですか?と俺も不思議そうに聞く
(己、私。魔法じゃ無いという事はアレに決まっているだろ)
と三番目ラスボスが小馬鹿にした様に言ってくる。俺は回答が分かりつつもアレって何ですか?と聞いてみる。するとラスボス三人が親指を立てながら
(((Mに覚醒すれば良い)))
とニッコリ笑ってくる。それは無理って言いましたけどと反論すると
(なら無理だ)(なら無理だよ)(それなら無理だ)
と笑い始める。無理って言わないで、何かあるでしょラスボスにはとお願いしてみる。するとラスボス三人は笑いながら
(((いや、所詮我々は自分自身だからな自分自身が思いつかない事は思いつけない)))
と冷静に言ってくる。えー急に現実的ってと突っ込むとラスボス三人は急に手を振り
(((そういう事だ。じゃまたな、私)))
と心の中のラスボス達が消えて行く。マジかよと思いながら現実に戻る。2人は俺の事を変な人を見る目で見続けている。俺はMに覚醒は無理だなと思いつつ
「途中で盛り上がりすぎたけど理想的な勝ち方だったと思うんだ。誰も怪我してないし」
と顔を逸らす。
「だけどあの発言は気持ち悪いよ」
「そうだぞ、気持ち悪かったぞ」
と冷めた口調で言う。やべえ、盛り上がった後にこの冷たい口調は心が壊れるなと思いながら言い訳を考えていると
「この、騒ぎは一体何なのかね」
と声が聞こえてきた。俺は声の方を向く。するとそこには屈強な男性狼人2人とそれを従える年老いた狼人が立っていた。




