いつものやり取り
どこかに違和感を覚え、意識が目覚める。俺はすぐに違和感に気づく。俺の杖の辺りが濡れていた。俺は慌てて状況を確認しようと目を開けようとする。だがガチャっと扉の音が聞こえ俺は目を開けるのをやめる。
「あばずれ。マーク、起きないな」
「うーん?どうだろう?起きたんじゃないかな?」
とカイとレイラが部屋の中に入ってくる。俺はやばいと思いつつ、昨日の事を思い出す。確か昨日は家に帰って飲んでその後、あれが、、、いや、何も無くてその後急に呑みたくなったから飲んでそのまま寝たよな。うん濡れている理由は無いよな、まさか酒の飲み過ぎで夜中に水を放つなんてしないよね、大丈夫だよね、俺の杖と全力でボケて現実逃避をする。
「寝てるだろう、どうしたら起きるんだろうな」
「うーん?起きてそうだけど?うーん?まあせっかくだし今度はおもいっきりやったちゃう?」
「そうだな、せっかくバケツに水を入れたからな今度はおもいっきりだな」
と笑い声が聞こえてくる。まさかのお前らかー、全くなーと安堵しながら水がかかる前に起きなければと思い体を起き上がらせると顔にバシャと大量の水が掛かる。
「わっぷ。ゴホっゴホっ、レイラ起きているの気づいていたんだろ。なんでかけたんだよ」
「だってなんか寝たふりしてたからね、それに一回くらい私たちと同じ事を味わってもらわないと思ってね」
とニヤッとしていた。因果応報なのか?でも起きないレイラ達の方が悪くないと思いつつ、
「2人ともおはよう。フフフ、次2人が寝坊するのを楽しみにするよ」「おはよう、マーク。フフフ、それはどうかなぁ」「おはようだな、フフフ、それはどうだろな」
と三人で悪い笑顔をしながら朝の挨拶をすると
「それで今日はどうする?ファルの所に行く?」
とレイラが質問してくる。
「うん、まずは材料をファルの所に持って行くかーレイラも持って行くだろ?」
「だね、こっちでは使わなそうだしね。それなら早めに持って行っていつでも準備万端にしとくかな」
「たしかにこっちでは使わないよな。そういえば、カイ武器決まった?」
「全く、検討もつかない」
と頭を傾げる。これはファルの武器講座が大いに盛り上がるなぁと思いつつ
「レイラ、カイ。ファルの所に行った後ロジ村に行きたいんだけど良い?」
「うん、良いよ」 「おう、良いぞ」
「ありがとう。じゃ、俺は着替えるから待ってて」
「うん、リビングに行っているよ」 「おう、待ってるぞ」
と2人は部屋を出て行ったので俺は着替えを始める。
俺は着替えを終えて、2人と合流しようとリビングに向かう。リビングには母さんとレイラとカイが楽しそうに会話していた。
「おはよう、母さん」
「おはよう、マーク。それでどうだった、濡れててびっくりした?」
と母さんが笑いかけてきた。
「もしかして母さんの指示?」
「そうよ、2人ともありがとうね」
と母さんはレイラとカイをみる。
「お母さんのおかげで仕返しが出来ました」「楽しかったぞ」
と三人が笑う。もう少しまともな起こしかたを指示してくれよと思いつつ
「母さん、今から出かけるよ。多分晩飯までには帰ってくるから用意してて」
「分かったわ。レイラちゃん、カイ。頼むわね」
「任せてくださいね」「おう、任せろ」
「頼もしいわね」
「じゃ、行くよ。レイラ、カイ」
と2人に声をかけると2人は「分かった」「おう」と返事しながら立ち上がる。すると母さんが
「久しぶりの帰郷を楽しむのよ」
と手を振る。
「分かったよ。母さん」「分かりました」「おうそうだな」
と返事をして家を出て行くのであった。




