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本性が出現した

何とかなったと一息ついていると

「帰ってきたのは新しい武器を作って欲しいからか」

とさっきとは違い少し嬉しそうな声でファルが聞いてくる。

「うん、そういう事」

と俺は頷いて返事をする。ファルは少し考えた後

「マーク、新しい武器は前と同じで木の杖で良いのか?」

と提案してくる。俺は首を横に振り

「いや、鉄の杖にしようとかなと」

とニヤッと笑う。するとファルが驚いた顔をした後、

「マーク、お前まじかよ。魔石を手に入れたのかよ」

と嬉しそうに喜ぶ。俺は笑いながらバックの中から魔石を取り出して

「どうだ、この魔石はよお」

とファルに見せつける。ファルは少し興奮しながら

「まじかよ、こんな立派の!どうやって手に入れたんだよ」

「実は杖を壊したお詫びって対戦相手、いやパックさんが買ってくれたんだよ」

「おいおい、まじかよ。杖を壊したのはちょっと許せんがそれでもお詫びでこんな上等な魔石を買ってくれるなんて、パックさんいい人だな。」

「後、パックさんは上等な鉄も用意してくれたぜ」

「まじかよ、パックさん。最高の杖を作れるぜ、今から作ってくるか」

とファルが今にも走りそうな雰囲気で喜んでいる。俺はファルの肩に手を置き

「落ち着け、ファル」

と落ち着いた声で言うとファルは我に返った顔をして

「すまねえ、少し興奮しちまった」

と落ち着きを取り戻す。ファルは魔石を見ながら

「材料は後で家に届けてくれるか。今、材料を渡されたらすぐに家に帰って作りそうだからよ」

と少し笑った後、レイラを見ながら

「そうだ、レイラ。お前の剣も後で家に持ってきな、手入れしてやっからよ」

「うん、分かったよ」

とレイラが笑顔で返す。するとファルは次にカイを見て

「カイ、お前も冒険者やってんのか?」

「そうだぞ、凄いだろう」

「おう、凄いな。で、カイは何の武器を使っているんだ?」

「拳だな」

と拳を前に突き出す。

「拳か?拳ならそうだなあ」

とファルは考えている様な表情を少しした後、

「カイ、何か武器を作ってやろうか」

とカイを見つめる。カイは少し悩んでる表情をした後

「いや、大丈夫だ」

とまた拳を前に突き出す。するとファルは首を横に振り

「カイ、それじゃ駄目だ」

「どうしてだ?」

「だってな、拳を使うにしても何かつけていた方が簡単に相手を倒せるし、手の保護をする事だって出来るし」

と説得するかの様に言った後、ファルはカイの肩に手を置き

「そしてな、俺がとてつもなく作りたいからさ」

と笑顔で武器馬鹿の本性を現した。


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