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今1番会いたくて会いたく無い奴

「マーク、見えてきたよ」

とレイラがベレット村の入り口を指差しながら元気そうに言う。俺は連日の長時間の移動のせいで凝った体をほぐしてから

「そうだなぁ、これで移動から解放されるよ」

と欠伸をする。するとカイも体もほぐしながら

「そうだな、これで馬宿の硬いベットから解放されるな」

と欠伸をする。まあ確かに中継地点の馬宿のベットは硬いよなぁと思いながらカイの肩に手を置き

「そうだなぁ、硬かったよなぁ。でもカイ、今日からは柔らかいベットで寝れるぜ」

と励ます様に言う。カイは少し眠そうに頷き

「そうだな。今日は実家に泊まれるな」

「ああ、そうだな。今夜は家でじっくり休むか」

「うん、そうだね。私も疲れたから今日は家でじっくり休む事にするよ」

と三人で話し合っていると乗降場所に着く。俺たちは馬車を降りて大地を踏み、三人で深呼吸をする。

「久々のベレット村だね」

「そうだなぁ、約2年ぶりか」

「そうか、私は人間になってからは初めてだな」

「そうだね、カイは初めてだね。ああそうだ。カイ、家のオレンジュナを食べて行かない」

「おお、あばずれ。良い提案じゃないか。じゃ早速行くぞ」

とカイがるんるんと歩き出す。食い物の事になると元気になるなぁと思いながらカイの隣に行き、俺たちは自宅方向へと向かって行く。


しばらく歩いていると遠くの方にファルが何かを持ちながら歩いているのが見えた。俺は全然変わって無いな、まあ2年だしなぁと思いながら

「おーい!ファル!何してんだー!」

と手を振りながら大声で呼びかける。するとファルがこちらを向き、一瞬驚いた表情をした後、笑顔になりながら

「おお!久しぶりだな!今すぐに話したいけど!あいにく鍬の配達中でな!悪いがいつもの広場に行ってくれないか!」

「分かった!じゃ行ってるからな!」

「おう!すぐに行くからな!」

と大声で言うとファルが歩き出した。俺たちはファルに手を振った後、いつもの広場に向かって歩き出した。

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