一緒に
俺はどう話せば良いか、何て声をかけたら良いのだろうかと考えながらレイラの元へと歩いて行く。だが良い案が浮かばずレイラの近くまで来てしまう。何か話さないとなと思い俺は一度レイラの顔を見た。レイラは少し悲しそうな、申し訳無さそうな表情をしていたので俺は思わず顔を下に向ける。俺は地面を見ながらこのままじゃ何も変わらないよな、皆んなが頑張ってくれたのに俺がこのザマじゃいけないよなと無理矢理自分を奮い立たせて顔を上げる。
「あの時はごめんな」「この前はごめんなさい」
と俺とレイラは同時に謝ってしまい、気まずいせいかお互いに顔を背けてしまう。どうしようか、どうしようと少し考えながら俺の方が精神的に年上だろう、俺が何とかしないでどうするともう一度自分を奮い立たせ
「レイラ、あの時は特別だからとかレイラの気持ちを考えずに変な事を言って悪かった。レイラ、あの時は本当にごめん」
と俺は頭を目一杯下げる。すると
「私の方こそごめなさい。マークが元気付けようとしてくれたのに酷い事を言っったよね。あの時はごめなさい」
とレイラも頭を下げてくる。俺は顔を上げ
「レイラは悪くないって、俺が無神経な事を言っただけだよ。俺が悪いよ、だから俺の方がごめん」
と俺はもう一度頭を下げる。すると
「ううん、マークは悪くないよ。私が自分の事しか考えられなかったのが悪いよ。だから私の方がごめん」
とレイラはもう一度頭を下げた。俺は慌てて顔を上げ
「俺の方が悪いよごめん」
と俺はもう一度頭を下げる。するとレイラは慌てた様子で
「私の方が悪いよごめん」
ともう一度頭を下げる。俺は慌てて首を振り
「俺の方が悪いよごめん」
と何度か下げた頭をもう一度下げると
「マーク、一旦止めようよ謝るの」
とレイラがそう言ってきたので俺は頭を上げる。するとレイラは少し笑いながら
「マーク、これ以上やっても永遠に終わらないよ。もう二人が悪いって事にしない?」
と提案してくる。俺は良いのかと思いながらもレイラが良いって言ってるしなと思いながら
「レイラがそう言うなら、そうするよ。だけどさもう一度だけ最後に謝らせてくれないか」
と提案するとレイラは頷き
「うん、良いよ。私も最後にもう一度だけ謝るから」
と言うと俺たちは顔を見合わせて
「あの時はは本当にごめん」「あの時は本当にごめん」
と二人同時に謝って、一緒に笑い出した。
その後、俺たちはこれまで会話出来て無かった分を補うかの様に色んな事を喋っているとゴウ先生が俺たちの方へと向かっているのが見えた。俺はそろそろ授業時間の終わりかと思いながらレイラの前に立ち
「あの、レイラ。無理だったら良いんだ、一緒に授業を受けるっていうこんな解決法しか見つけられなかったんだから無理にとは言わない、だけどもし良かったら一緒に学校に行かない?」
と俺は大丈夫だよなと思いつつも何処かビクビクしながらレイラに手を差し出す。すると
「うん、分かった。今は一緒に授業を受けるって解決方法で満足してあげる。だけど将来もっと良い解決方法探してね。約束だよ」
とレイラは俺の手を握る。俺は頷き
「ああ、もちろんだ。俺が何とかしてやるよ」
と自分に言い聞かせる様に宣言をするとレイラは立ち上がりながら
「うん。信じてる」
とレイラは俺の手を強く握りしめてくれた。




