表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/144

踏み出した

ゴウ先生の授業から三日が過ぎ、いつものように特訓を終えると

「皆んな良く出来たな、今日はこれで解散だ」

といつものようにゴウ先生が挨拶をするとウィルとファルが先生の元へ駆け寄って行き、何かを話していた。何かあったのかなと思っていると会話が終った様でウィルとファルがこちらに戻ってくる。

「何かあったの?」

「少しね」

「ああ、少しな」

と二人が返事をした後、ファルは少し笑顔になりながら俺の肩に手を置き

「マーク、頑張れよ」

と励ますかの様に言ってくれる。俺はその言葉を聞き、何だろうと考えていると

「二人とも早く教室戻るわよ」

とウィルが言ってきたので俺たちは教室に戻って行く。


さっきの頑張れよ言葉の意味を聞こうか迷っていると魔術基礎の授業の時間となる。俺はゴウ先生の授業を受けに校庭へと向かうとゴウ先生がこちらに気づき

「ようやく来たね。それじゃ早速準備運動して走ろうか」

「はい、分かりました」

と俺たちは準備運動して早速走り出す。


校門を出て学校の外を走っていると先生がこちらを向き

「今日はマーク君の家の周りを走ろうか」

と提案してくる。俺は走っている姿を家族に見られるのは少し恥ずかしいなと思いながらも

「はい分かりました」

「それじゃ、行こうか」

と先生がスピードを上げた。先生速いなと思いながらも必死について行く。


先生のスピードに必死になりながらついて行くとレイラの家が見えて来た。レイラは流石にいないよなと見てみるとレイラが玄関先に立っているのが見えた。ウィル達が何かしてくれたのか、もしかしてファルの頑張れよってこの事か、もしかして先生の提案ってこの為かと考えていると先生が急に立ち止まった。

「マーク君、急で申し訳ないんだが先生には急用が出来たんだよ、だから今からは自習時間かな」

と態とらしく言ってくる。やっぱりそういう事かーと考えながら

「はい、分かりました。頑張ってきます」

とレイラと会うのは怖いけど勇気を何とか振り絞り答える。すると先生は俺の肩をポンっと叩きながら

「こんな事をしてこんな事を言うのは間違いかも知れないけどあんまり気負わずにな」

と走り去って行く。気負わずにって難しいなぁと思いながらレイラのいる玄関先へと俺は一歩踏み出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ