現代ではあれ属性だったから
「それじゃ、火の玉から行こうか。皆んな感覚を開けて横一列に並んでくれ」
とゴウ先生が指示してくる。俺たちは言われた通りに並ぶ。
「よし、並んだな。それでは魔法の放ち方を説明しようと思うのだが」
「いや、先生説明は要らないぜ。もう勉強してきたからな」
とファルが自信満々に言う
「本当か、君達?」
と先生がこちらを見てきたので俺たちは頷く。
「凄いな君達、やはり尊い。では一人ずつ魔法を撃って行こうか」
と親指を立てる。
特訓が始まりると
「では、ファルト君から撃っていこうか」
と先生の指示があった。ファルは目を瞑り集中していた。しばらく待つと
「よし」
と目を開ける。するとファルは不思議そうな顔して
「なんだよ、何もなって無いじゃん」
と文句を言う。先生はファルの肩をポンポンと叩き
「初めてだろう、だったらこんなもんだよ。先生だって初めての時は出なかったからな」
「そうか、頑張るよ先生」
「よし、その調子だ。では次にウィルマ君」
とウィルの番になる。ウィルは真剣な表情をしながら手のひらを前に向ける。しばらくすると火の玉が出来始めていた。これはいけるかなと眺めていると火の玉は半分くらい完成した所で消滅した。
「完成は無理だったか。でも初めてだから上出来よね」
と少し満足そうに言うと先生は拍手しながら
「そうだぞ、上出来だ。初めてでそんな出来るなんて中々無いからな、その調子で頑張るんだぞ。では次にマーク君いこうか」
と俺の番になる。俺は早速火の玉を撃つ構えに入る。目を瞑り、昨日見た教科書を思い出しながら体から出た魔力を体の前で球体にするイメージをした後、球体が燃え盛る炎に変わるイメージをする。いけたかと目を開けてみるとイメージ通りの火の玉が出来ていた。そして出来上がった奴を前に飛ばすイメージをすると思った通りに飛んでいく。よし、この調子なら早く覚えられそうだなと少しホッとしていると
「すげーよ、マークすげー、何でそんなに出来るんだよ」
「やるじゃない、マーク」
「凄いなマーク君、初めてでそんなに出来るとは」
と嬉しそうに驚いていた。こんなに上手く出来たのは転生特典だろうかそれとも現代でアニメやゲームを見て日々妄想してたからかなと考えながら
「妄想のおかげですかね」
と少し照れながら答える。すると先生がうんうんと頷き
「その歳で妄想に行き着くとは尊いなマーク君」
と褒めてくれる。予想外の反応に困っていると
「よし、皆んな撃ち終わったな。次に撃つまで少し休もうと思うんだが、でもただ休むのは勿体ないから、うーん・・妄想特訓しながら休もうか」
と意外な提案をしてきた。妄想特訓ってなんだよと思いながら提案を受け入れる。
妄想特訓しながら実践をしていると生徒が登校する時間となった。
「今日はこれまでだな、皆んなこれからよろしくな」
「「「はい」」」
「うん、良い返事だ。では俺は職員室に戻る。皆んなも早めに教室に行って休憩して元気に授業を受けてくれ、では!」
と走って校舎に向かって行く。
「ありがとうな」「今日はありがとうございました」「ありがとうございます」
とお礼をして教室へ向かう。




