大掃除の為の作戦会議
ばぁやが嬉しそうに部屋に入ってきた。
妹は無事に他国に着いたんだな。
「ばぁや知らせ届いた?」
「坊ちゃん届きましたよ。」
「始められるかな?」
「旦那様も交えて話しましょ。」
「そうだね。」
ばぁやと一緒に部屋を出て父さんの執務室に向かう。
執事長にも情報共有された事で父さんの書斎ではなく執務室になった。
やっと始められる作戦会議か……。
長かった。
本当に長すぎて殺気がダダ漏れになって怒られたりした。
子供に向かって笑顔の裏に殺意や殺気は隠すものだとか言われても困る。
これでこれまでのことは終わる。
やっとだよ。
コンコンコン。
「父上来ました。」
「入れ。」
ばぁやが扉を開けてくれる。
優しいよな。
「失礼します。」
2人で入ると扉を閉めた。
父さん得意の防音魔法。
得意じゃないとか言われたけど何度も展開してれば得意だと思うんだけどな。
感覚の違いって事でいいよね。
「旦那様、知らせが届きました。」
「さっきじぃやからも聞いた。」
「父上やっとできますね。」
「アトラスの出番って所かな。」
「もちろん。楽しみですよ。」
「私はお前の将来のが心配になってくるぞ。」
「余所行き用で話さなくても大丈夫ですよ。」
「はぁ。」
「それでどこからやりますか?」
「まずは使用人からだ。」
「へぇ……。」
「じぃや……追い出したりつき出す予定の使用人の確保は出来そうか?」
「順調でございますよ。」
「まずは罪があるやつからにしようか。
逃げられては困るから。」
「坊ちゃんでも分かりますか?」
「逃げてまた違う屋敷でも同じことやると思うからね。」
「それと……奥様の屋敷からきたものではないものも紛れ込んでおりました。」
「ほぅ。甘い汁を吸いに来た奴と言うことか?」
「どうやら忌み子説を信じる家紋からのようです。」
「……今回の事で何個の貴族が捕まるんですかね。」
「想定しただけでも多いかと……。」
「面倒だな。」
「父さんは頑張って国王陛下と王妃様に立ち向かって頂かなきゃいけなくなりましたね。」
「アトラスよ。他人事だと思っているだろ?」
「もちろん。」
待ってました大掃除ってこの事だよ。
父さんには頑張って貰おう。
あぁそういえば言わないとダメな事もたったっけ。
「父上そういえばお伝えし忘れたことが。」
「どうした?」
「魔塔から魔法使い一人来たじゃないですか。
あれ前世の僕の末裔らしいですよ。」
「「「えっ?」」」
「3人で声揃えて驚かないでくださいよ。」
「いや、だってだな。」
「僕も驚きました。
末裔が居るなんて思ってなかったので。」
「つまり前世のお前は…結婚してないのに子供がいたと?」
「なんでですかね?」
「俺に言われても困るんだが…。」
「前世の僕が考えた研究って中途半端で終わってたんですけど彼が完成させたんですよ。
超大作だったんだと今なら納得します。」
「坊ちゃんそんな他人事のように言わないで欲しいのですが。」
「前世の僕と今の僕は他人だからね。」
「はぁぁ。お前は元々才能があったんだろ。
ちなみになんの研究なんだ?」
「あぁ…………。
あれは封印するべき禁忌なんだよね。」
「命に関係するとか?」
「その通り!
前世の僕は産まれてすぐ片割れが消されたんだよ。
どうにかまた一緒に居れないかの研究してたんだよね。
それで壊れたんだ……。
周りも同じになれば滅ぼせるって思ったしね。
その罪が長い時間を得て今になってるんだ。
だから今度こそは失いたくないんだ。」
「…………壊れたからって子供は平等だろ?」
「当時の僕にはそれが分からなかったんだよ。
平等ならなぜ片割れの妹が殺されなきゃいけないんだって憎くて仕方なかったんだよね……。」
「今もそれは思うのか?」
「…………もし一緒に暮らす事が叶わなくて離れてる間に妹であるアリアが消されたら僕は滅ぼすよ。
それに末裔が滅ぼせるやつ完成させてくれたしね。」
「そうならないように頑張るか。」
「末裔である彼は前世の僕の研究を見つけて面白半分で完成させたけど完成させた瞬間に青ざめたそうだよ。
僕がこれを完成させてくれてありがとうって言ったらすごい驚かれたんだよね。」
「「「絶対に使うのはダメ!!」」」
「……使わなくて済むようにしてくれますよね?」
リアルの方が大変で更新が出来ませんでしたがここからはアトラス視点になります(`・ω・´)




