話し合い2
ーセレネ視点ー
クレス隊長と話し合いをしながらわたくし腸が煮えくり返りそうですわ。
食事量が少ないとは思っていましたが…
成長過程にある子供が使用人以下の食事ってなんなのかしら。
幽閉してるゴミ以下の人間と同じ食事量とかって言うんじゃないわよね?
視線を逸らさないで欲しいわね。
それは肯定になるのよ。
今のわたくし殺気がダダ漏れって所かしら。
お父様もわたくしの殺気には顔を青くするものね。
クソ女じゃなくてゴミ虫かしら。
ちゃんと刑が決まったら姫様に数年間は同じような生活させてあげて欲しいって頼もうかしら。
死刑なんて簡単にさせてあげないわ。
双子達が苦しんだ分苦しんでもらわなくちゃ。
因果応報ってやつよ。
「ねぇ……クソ女に因果応報が使えるならやってもらっても問題無いわよね?」
「セレネ様が言うとしゃれになりません。」
「わたくしは本気よ。」
「自分のお子様でもないでしょう。」
「将来的にはわたくしの子供になるかもしれないじゃない。」
「肩入れすぎですよ。」
「癒し手はね……。
愛し子を守る為でもあるのよ。」
「そうなんですか?」
「言ってないし知られてもない事なのだけど……。
愛し子が産まれる時それは双子の片割れの妹になる。
忌み子説がある国に産まれ処分される予定の子供。
産まれるまでの間女神様達全員に愛されてる愛おしい子。
本当は女神様達の愛しい子で誰にも愛される予定の愛し子だと。」
「それは女神様からですか?」
「そうよ。
気になったからさらに詳しく聞いたわ。
そしたらね…。
愛し子の騎士ははるか昔片割れを失いし魔法使いで忌み子説を作った張本人。
愛し子は産まれてすぐ消された魔法使いの片割れだそうよ。」
「複雑すぎて理解が追いつきません。」
「わたくしも最初聞いた時理解できなかったわ。
でも今ならこう解釈するの。
双子の片方を失った魔法使いは寂しくて悲しくて辛かったんじゃないかって。
だから周りも同じようにして滅ぼせば何も残らないんじゃないかと。
未来があるのならもう一度一緒に居たいと願ったのではないかと。」
「セレネ様らしいですね。
それなら愛し子の騎士になるってのもうなずけますね。
2度と失わない為に守れるように。
2人で一人、離れていても何かで繋がっていて決してかけてはならない存在ってことですかね……。」
「そうなって欲しいって思ってるだけよ。
そうなれば愛し子の騎士として生まれ変わったとしたら溺愛だってしちゃうでしょ。」
「……鉄壁ですね。」
「わたくしが出来ることはするわ。
アリアに前世の記憶があるかは聞けてないのよね?」
「そうですね…。」
「わたくしから聞くことにするわ。」
「お願いします。」
とんでもない事を女神様はわたくしに教えるんだから嫌になるわ。
守りガチガチにしてるのは女神様達なのに。
人間よりも女神様達や神様を味方につけてる愛し子のが怒らせてたら怖いと思うのだけど………。
愛し子に関わったのだからクレス隊長もアノス副隊長も道ずれよー!
本人達には教えなくても問題ないでしょう。
ふふふ、楽しくなってきたわね。
国同士の争いに持ち込まないようにだけ気をつけるわ。




