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不幸から始まるの!?〜不幸?幸せ?それは周り次第〜  作者: 鬼神優姫
他国?帝国?どっちが正しいの?
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私は今幸せです!

「これからどうしたい?」


「これから?」


「そう。

ここは向こうでは他国って呼ばれてるけど帝国なんだ。

今いる場所は帝国の辺境伯なんだよ。」


「そうなんだ。」


「こっちでは向こうの事を隣国だとか王国って呼んでたりする。」


「国が違うと言い方が違うんだね…。」


「そうだな。」


「隊長さん。

お父さんとお兄ちゃんが私を迎えに来てくれるまで帝国?で幸せになります!!

しばらくの間お世話になります!」


「こちらこそ。

よろしくなアリアナちゃん。」


「…アリアって呼んで!」


「それは愛称なのでは?」


「うん!

クレス隊長さん、アノス副隊長さん、セレネ様には愛称で呼んで欲しい。

ダメかな?」


「可愛い願いだな。

構わないぞ。」


「やったぁぁ!」


「さぁ、着替えてご飯食べに行こうか。

あぁ…着替えるのにメイド呼ぼうか?」


「自分でできるよ!」



鞄の中から森の中では着れなかったお洒落な服を取り出して着替える。

クレス隊長さんは後ろ向いてるけど…。

子供が着替えるのも男性は見ちゃいけないとかあるのかな?



「できた!」


「着替えるなら一言欲しかったかな…。

一応まだ7歳の子供とはいえレディなのだから。」


「ごめんなさい。

ずっと1人だったから慣れてなくて…。」


「これから慣れていけばいい。

焦らずゆっくりな。」


「うん。」


「しかし…その服…森の中では着てないよな?」


「着ないよ?

どう見てもお出かけするようなお洒落な服なんだもん。

これはお父さんが用意したやつ。」


「……過保護だな…。」


「えへへ。

お父さん家の中でバレないようにこっそり見てたりしてたんだって。

それを知った時私は嬉しかったんだ。

色んな人に守られてたんだって思えたから。」


「これから守ってくれる人増えるといいな。」


「嬉しいなぁ。」


「歩いていくか?」


「うん!」


「危なくないように手だけ繋ぐか?」


「うん!」



この優しさが温もりがすごく嬉しい。

私を助けてくれたおじぃさんもクレス隊長さんもアノス副隊長さんもセレネ様もみんな優しくて甘えてしまいたくなる。



「ここが食堂だよ。」


「広いね…。」


「そうだな。」


「2人ともこっちよ。」


クレス隊長さんと一緒にセレネ様の近くに行く。


「セレネ様、おはようございます。」


「おはようございます。セレネ様。」


「2人ともよく寝続けてられたわね。

お腹すいたでしょ?

早く座って食べなさい。」


「はい。」


「失礼します。」


隣同士で座ったけどいいのかな?


「好き嫌いがあるか分からないけど沢山食べなさい。」


「ありがとうございます。」



見たことも無い料理が並べられてクレス隊長さんは慣れた手つきで食べてる。

マナーとかよく分からない。

失敗したら嫌われちゃうかな…。



「マナーは気にしなくていいわよ?

今はそんな事よりも食べること!」


「えっ?」


心の声漏れてた?


「心配そうにしてたからもしかしてマナーを知らないと思ったのよ。

気にせず食べなさい。

怒られないし、失敗してもそれは子供だからで許されるわ。」


「分かりました。

いただきます。」



野菜やお肉も使い方で本当に変わる。

森の中で同じメニューしか食べてこなかったけどこれはこれで凄く美味しい。

思ったよりも食べれないのはどうしよう…。

チラッと隣を見てしまった。


「どうした?もう食べれないのか?」


「……うん。」


「……思ってたよりも少ないな。

食べすぎてもきつくなるだけだ。

残してもいいぞ?」


「でも……。」


料理を作ってくれた人に申し訳ないと思ってしまう。

自分で作ってきたからこそありがたみが分かる。


「思ったより早いわね。

大丈夫よ。

残したら使用人みんなで美味しく食べるから。

どれくらい食べるか分からないから張り切っちゃったのよ。(嘘だけど……。わたくしの7歳の時の量より減らしてるのに多かったのね。)」


「そうなの?」


「そうよ。

だから気にしないで。」


「セレネ様、とりあえずお部屋に戻ります。」


「そうね。アノス副隊長と交代して部屋に来て。」


「分かりました。」


「ごちそうさまでした。

とても美味しかったです!」


「満足してもらえてよかったわ。

お部屋でゆっくりしててもらっていいかな?」


「はい!」


「セレネ様後ほどお伺いさせていただきます。」


「待ってるわ。」



2人で食堂を出て部屋に戻る。

どれも美味しくて食べすぎてしまった。

人の手料理なんてスープ以外なかったから嬉しかったんだぁ。

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