今後について7
ーセレネ視点ー
ヴァネッサに報告が済んだけど反応がなぁ……。
そんなにおかしいかな?
12~13くらいあいてたって別にいいじゃない。
10年も想い続けて叶わない恋だってのも理解していたのよ。
ヴァネッサからお願いされた時に叶うかもしれないなんて期待しちゃったくらいには……。
相手はきっと出会いなんて覚えてないかもしれないしわたくしの事も忘れてるかもしれない。
それでもいい。
わたくしがただ勝手にお慕いしてるだけだもの。
次は屋敷への連絡ね。
「執事長とメイド長聞こえるかしら?」
「メイド長は今おりませんがどうなさいました?」
「ヴァネッサからお願いされた子が来たわよ。」
「左様でございますか。」
「メイド長に広めの部屋を用意させるようにして。
あと今後クレス隊長とアノス副隊長が定期的に泊まりに来ることにもなるわ。
アリアナちゃんと一緒に過ごして寝れるようにして欲しいの。」
「承知致しました。
他にはございますか?」
「他には……1年の預かりになるわ。
それとアリアナちゃんは愛し子だったわ。」
「……左様でございますか。」
「びっくりしてるのね。」
「愛し子が産まれたら王国に双子が増えるか辺境伯領だけに増えるようになるかと……。」
「そう言われてるわね……。
どう転ぶかはわたくしにも分からないわ。
近い未来なのか先なのかも分からないからね。」
「そうでございましたね……。
アリアナお嬢様は既にお休みでございますか?」
「えぇ……泣くような事態が起きてぐっすりよ。」
「夕飯も難しそうですかね……?」
「どうかしら……。
屋敷に着いたらクレス隊長と寝かせる事になるからそのように準備して。」
「かしこまりました。
今後のご飯はどのようにしましょうか?」
「森の中にいる間ちゃんと食べてるようだから普段通りで大丈夫だと思うわ。
ただ量はわたくしより少なめにして頂戴。
そんなに入らない感じがするの。」
「セレネお嬢様が7歳の時よりもですか?」
「そうよ。」
「そのように手配しときます。
帰りはどのようにしますか?」
「2人に護衛してもらうから大丈夫よ。
教会と距離があるわけじゃないし今回は馬車で帰らなくても大丈夫じゃない。
アリアナちゃんの事があるから馬車は使いたくないのよ……。」
「安全に帰ってくるのをお待ちしております。」
「大変になるけど頼んだわよ。」
……ふぅ。
これで報告関連は終わりね。
あとは神父様に言えば大丈夫よね。
ゴタゴタはするけどまさか屋敷まで来るような馬鹿な真似をするなんて事は無いわよね。
帝国の辺境伯の屋敷よ?来たら本当の馬鹿だわ。
そうなったら姫様にチクってやろうかしら……。
でもまだ向こうの辺境伯当主が動いてなければ無理ね。
本当こんな時に連携取れないなんて腹立つーー。




