今後について6
ーセレネ視点ー
報告場所が多すぎる気がするのだけど……。
通信機があるって便利よね。
ヴァネッサにも渡してあるしさっさとやろうかしら。
「ヴァネッサ今大丈夫かしら?」
「セレネ様?お久しぶりです。
どうしたんですか?」
「合流したわよ。
ただちょっと問題発生もしたわ。」
「もしかして刺客いきました?」
「予想していたの?」
「お義母さんがね。
もしもがあるかもしれないって懸念してたのよ。」
「対策もアリアナちゃん宛の手紙に書いてたのかしら?」
「そうみたいよ。
合流報告が来たらお義母さんに伝えるてはずになってるの。
それにしてもセレネ様はまだ領主様の事好きなの?」
「当たり前じゃない!」
「でも年の差……。」
「関係ないわよ。
10年も想ってるんだから。」
「長すぎるわよ!?」
「わたくしもう18歳よ?
婚期逃しすぎなのよ。」
「年の差どれくらいになるのよ……。」
「そうねぇ……12か13くらいかしら?」
「えぇ……。領主様30代なの!?」
「そのはずよ。
すぐに縁談持ちかけたかったけど幼すぎたし、既にクソ女がいたんだもの。」
「そう言えるのセレネ様だけだからね?」
「だって……わたくしがもう少し年齢いってたらって思うと悔しいんだもの。」
「でも領主様が20歳の時にあって2年後にはアリアナ様とアトラス様がって考えると出会った時には既に結婚してたの!?」
「そうなの……。
悔しいったらないわよ。」
「……何も言えないわ……。」
「姫様にも同じ事言われたから慣れてるわよ。
それでもう1つ報告するわ。」
「何?」
「こっちの騎士団のクレス隊長とアノス副隊長もアリアナちゃんの面倒をみることになったわ。」
「大丈夫なの?
屋敷で男性と接触なんてしてなかったってお義母さんから聞いてるんだけど……。」
「刺客のせいで声を殺して泣いたそうよ。」
「……叩きのめしちゃダメかしら?」
「同じ事言って止められたわよ。」
「ダメか……。その事はお義母さんには言うけどアトラス様や領主様には言わないでもらうようにするね。」
「愛し子の騎士には黙っといた方がいいでしょうね……。」
「やっぱり他国である帝国には忌み子説や愛し子と愛し子の騎士についての話があるのね。」
「そうだけどそっちはないのね……。」
「ないわね……。
お義母さんからアトラス様が前世の記憶保持者だって聞いてる。
もしかしたらアリアナお嬢様も記憶保持者かもしれないから後で聞いてくれる?」
「分かったわ。」
「他にはもうない?」
「……どれくらいで迎えに来る予定か聞いてたりする?」
「1年は欲しいそうよ。」
「……1年ねぇ。」
「会ってから怒ればいいんじゃないかな?」
「そうさせてもらうわ。
悪いわね。」
「こっちが身動き取れないから仕方ないのよ。
これでやっと屋敷の大掃除できるからお義母さん達は喜びそうだわ。」
「……クソ女関連を大掃除するのね。」
「アトラス様が怒ってね……。」
「あはは。
愛し子の騎士怒らせるって馬鹿なんじゃないの?
愛し子であるアリアナちゃんは手厚く愛情注いで待っててあげるから思いっきりやってしまいなさいって伝えといて。」
「頼もしすぎるんですけど……。
セレネ様に任せる形になっちゃったけど判断は間違えてなかったのね。
アリアナお嬢様をよろしくね。」
「任せなさい。
癒し手であるわたくしが直接痛めつけることが出来ないのが悔やまれるけど愛し子の騎士であるアトラス様にとことんやってもらいたいわ。」
「……それも伝えとくわ。」
「また何かあったらお互いに連絡取りましょう。」
「もちろん。」
ヴァネッサまでひいてる感じがあったのはなんで?
そんなわたくしって怖い存在になるの?
それに年の差気にしてないのに周りが気にするのよー!




