今後について5
ークレス視点ー
セレネ様はボロを出すしアレスは
とんでもない事を言い出すし。
アノスなりに心配なんだろうけど。
アノスはこの子の事とは別でプロポーズさっさとしろとか思ってんだろうな……。
彼女の事が嫌なわけじゃない。
子供が出来た時に父親になる自覚が足りないんだ。
もしかしたらアリアナと接する事で自信がつくかもしれないな。
膝枕にしたら手を握って離さなくなったし。
抱っこって安心感強かったのかもな……。
「……クレスって父親の顔するとしたら優しい感じになるのね。」
「はぁ?」
「無自覚……だったんだ。クレス兄さんアリアナちゃんに対して優しい顔してるよ?」
「アノスがちゃん付けで呼ぶとちょっと気持ち悪いな。」
「どういう意味だよ!」
「いや……違和感しかないだけだ。
気にするな。」
「違和感が凄いわね。」
「だってアリアナ様って呼ぶにはまだ違和感あるんだよ。」
「あぁそっかぁ……。
アリアナちゃんは辺境伯の長女だものね……。」
「俺もまだアリアナ様とは呼べないかも……。」
「そうよね……。」
「いいじゃん。
今はアリアナちゃんでさ。」
「軽いなぁ……。」
「今日はクレスうちに泊まりなさい。」
「はぁ!?彼女になんて言うんだよ……。」
「子守りを任す事になるから今後たまにクレスなりアノスが泊まることになるからと家には伝えるわよ?」
「いやそれは構わないけどさ……。」
「彼女さんなら怒らないんじゃない?」
「そういう問題では無いと思うんだが!?」
「そんなに不安ならわたくしから彼女さんに言うわよ?
根性なしのヘタレなクレスは自分で言うのができないのでって付け加えてね。」
「それはやめろ。」
「腹決めてクレス兄さんから言いなよ。」
こいつら絶対楽しんでやがる。
他人事だと思ってんだろう。
「他人事だと思って……。」
「他人事なんで理解してやれない。」
「他人事だもの。」
どんだけだよ。
まぁ今日は一緒に寝てあげるのは構わないけど踏み潰さないか不安になるな……。
「大丈夫よ。
彼女さん優しいじゃない。」
「怒らせない限りな。」
「クレス兄さん怒らせた事あんの?」
「…………ある。」
「うっわぁぁ。
喧嘩しないと思ってた。」
「…………あれは俺が悪いから。」
「仲良くやってるなら構わないよ。」
「反省もして同じ事はしてない。」
「できる男は違うのねぇ……。」
「セレネ様それはどういう意味ですか!?」
「女性を大事にできる男ってことよ。
なんで結婚しないのよ。」
「さっさと結婚して欲しいんですよね。」
「俺の性格的な問題だ……。
待たせて悪いとは思ってるがなかなかな……。」
「婚期遅れ気味なんだから早くしてあげなさいよね。」
「わかっては居るんだがな……。」
「何歳差だっけ?」
「あぁ……今俺が23で彼女は18だから……。
5歳差だな。」
「ギリッギリ……。貴族じゃないから遅くは無いのかしら?」
「相続があるわけじゃないからな。」
「俺も同じようなもんだよね……。」
「そういうもんなの?」
「一応な。」
「彼女さんは身分差っての気にしてたりしないわけ?」
「説明してから交際はしてるからな。
確認とったけど大丈夫だそうだ。」
「長男以外適当だもんね。」
「珍しい感じだもんね。」
「兄さんの婚約者探しで疲れたんだと思うよ。」
「難航してたもんな。」
「そうなの?」
「大変だったみたいだよ。」
「家族なのに他人事なのね。」
「まぁな。」
「セレネ様は報告とかしてくる?
帰るなら護衛するよ?」
「そうねぇ……お願いできるかしら?」
「この子も一緒になるからな。
ただ離れてくれそうにないから彼女への説明が難しいな……。」
「クレス兄さんの代わりに俺がしてくるよ。」
「悪いな。」
「わたくしが言った時は拒否したくせに。」
「余計な事を言う可能性が高いからだ。」




