数日後1
同じ事を繰り返しながら魔力循環に慣れたのは数日後だった。
体が軽く感じる。
そういえば鍋やフライパン持つのも重かったのが軽くなったりしたけど軽減出来るようになったとか?
よく分かってないけど。
これなら移動出来るかな?
女神様に聞かなきゃ分からないよね。
「女神様ーー!
もう移動しても問題ないですかーー?」
叫ばなくても聞こえるとは言われたけど叫ぶよね。
「"叫ばなくても聞こえてるからね?
慣れてきた?"」
「大分慣れたよ。」
「"それじゃ行こうか。
荷物片付けたら移動してみようか。"」
「はーい。」
やっと動けるのは嬉しいな。
テントはボタンで畳めるんだった。
鞄にしまってゴミとかないのも確認した。
「よし!
もう行けるよ。」
「"早いね……。
歩き始めようか。"」
「うん。
ねぇ女神様……。
どれくらい歩けば着くと思う?」
「"僕に聞かれてもな……。
数日じゃないかな?"」
「それまでこの風景なのか……。
変わらないのに飽きてきちゃったよ。」
「"ずっと同じ場所に居たから仕方ないね。"」
女神様は出てきてくれたけど話す事が何も無い。
変わらない日々を送っていたせいでもあるけど。
「ねぇ……。
次呼ぶ時は着く前でいいの?」
「"そうだね。
退屈だったりする?"」
「退屈ではあるけど話事もなくて……。」
「"そうだろうね……。
歩きながら話すと疲れちゃうよ。"」
「そうだけど……。
着きそうになったらまた呼ぶよ。」
「"そうして欲しいかな。
じゃぁまたね。"」
「またね。」
短い時間だけの交流だけど誰かと話のは久しぶりだから嬉しかった。
どう見ても獣道だけど……。
「他国に行くための道進んだ方が楽なはずなのに……。
馬車じゃないし子供が1人で歩いてたら怪しいからやめとこう……。」
不満が声に出るけど仕方ないじゃん。
不満も出るって。
「後で不満はお兄ちゃんに聞いてもらおう。
ものすごく大変だったんだから!って。
もうぜったーーーい許さないんだから!」
沢山歩いて疲れてきたけど休憩は程々にした。
ただでさえ移動するのに遅れてるはず……。
知らないけど。
もう暗くなるからまた野営かな…。
テント張ってご飯作って食べてってテント張る事以外は慣れた作業になってきてる事にびっくりする。
慣れたくなくても慣れるしかないよね。
こんな環境だから。
思ったより疲れが溜まってるのも分かる。
さっさとお風呂に入って寝てしまおう。
「頑張らなきゃ。
今がきっと踏ん張りどきだもんね。
前世の記憶あまり出なくなったけどそれも影響してるのかな?
もしかして必要ないと思われてるとか?
分からないから気にすることでもないね。
おやすみなさい。」
誰も居なくても言ってしまう。
習慣って恐ろしいなぁ。




