慣れるまでの時間?1
野営して3日目がたった。
数日は移動もできないけど慣れるのにはどれくらいかかるんだろう?
「……起き……上がれない……。」
魔力循環ってこんなに辛いものなの?
私が知らないだけ?
無茶なやり方してるとか?
分からないんだけど……。
今日はベットとお友達してないとダメかもしれないと思ってしまう。
お腹すいても道具出してまでご飯作る気力も無い。
体力すら無い。
「魔力循環って簡単なものだと思ってた……。
……辛いよ。
私……なんで……こんな事ばっかりなの……。」
目に涙が溜まってくる。
産まれちゃダメだったの?
生きるってただ辛いだけなの?
幸せになりたかっただけなのに……。
私ばかりがこんなに辛い思いしなきゃいけないの?
ネガティブな考えが駆け巡る。
1人で居るせいだと思う事にしたいけど……寂しい気持ちは誤魔化せないものだから……。
「数日って……どれくらい経てばいいの……。
ずっとこのままだったら……どうしよう……。
うっ……つらいよ……寂しいよ……いやだよ……。
うわぁぁぁぁん!」
我慢出来なかった。
零れる涙は止めどなく出てきて不安を混ざって泣きわめく。
体は4歳なのだから不安が涙として溢れ出るのは4歳児としては正常なのだ。
アリアナが前世の記憶を持っている為に自分ですら忘れてしまう時があるけど愛し子だとしてもまだ4歳児なのだ。
「……うっ……うぅ…。
思考まで…っ…4歳児になっちゃう……うぅ…。」
動かすのが辛くても腕を動かし涙を拭う。
「……私……負けない……もん。
いくら4歳児の肉体で思考が4歳児になったとしても……。
頑張るんだもん!!!!!
私は……強くて出来る子だもん!!!!」
意を決して座る事が出来た。
お腹は素直なものでタイミングよくなる。
「こんな時でもお腹はすくもんだよね……。
誰かが用意してくれる訳でもないし……。
テントの中に調理場作ってくれててもいいのに……。」
今更だけどなぜ毎度出さなきゃいけない仕様なのか……。
なぜ毎度外でしか使えないのか。
テントが燃える可能性があるからだとは……考えられなくなっている。
「毎度外で出さなきゃいけないとかめんどくさいと思っちゃうんだけど……。
出しっぱなしもダメだもんね……。
動くの辛いから適当に作って食べようかな……。
どうせ材料多いし2食分作って楽してもいいよね……。」
鞄を持ちゆっくりと外に出る。
木々の間から差し込む日差しは眩しかった。
昨日までは気づかなかったけど鳥のさえずりまで聞こえてくる。
朝というより昼時に近いのは太陽の登った位置で分かるようにもなった。
寝すぎかもしれないが子供だから仕方ない。
1人だから起きるのは自由でいいじゃないかとすら思えてくる。
屋敷に住んでいた頃とは違うのだから今を楽しんでもいいかな?なんて思ってしまう。




