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番外編ー父親アレス目線ー2

「なんでございましょう?

坊ちゃんが優秀過ぎて子供らしからぬ事でしょうか?」


「……そこに繋がるかもな。

息子アトラスは愛し子を守る騎士だ。

娘であるアリアナは愛し子だ。」


「…………いやはや。

時が来てしまいましたか。」


「……ん?

時がきた?」


「この国に双子は随分産まれておりません。

旦那様の元に双子がきたという事は過去の精算と考えて良いかと。」


「なぜじぃやが知ってるんだ?」


「私がこの屋敷に使える様になって随分と長いですから。

それに我が一族は辺境伯に使える家門ですよ。」


「それが関係あると?」


「言わないように聞かされましたからな……。

旦那様のおじぃ様に……。

と言っても彼は私の幼なじみでもありましたから記憶保持者になった時に抱えきれず私に相談なさったのです。」


「……聞かされたのは俺だけだと思ったんだけどな。」


「詳しくは聞いておりません。

いつか双子が産まれたら愛し子と愛し子の騎士だと言うことだけですよ。

それが僕が生きていれば守れるのにな…なんて悠長な事を仰っておりました。」


「そうか……。

祖父はもう居ないし事情を知って守れるのは俺だけか…………。」


「使用人である私が何か出来るわけではありません。

お嬢様に危害を加えられるのを防ぐくらいで精一杯でしたよ。」


「そんな事もあったんだな。

俺は何も知らなかったんだな。」


「教えませんでしたから。

旦那様が彼から話を聞いてるとも思っておりませんでした。

彼がいたならば良かったんですがね…………。」


「じぃやは祖父を随分慕ってるんだな。」


「もちろんでございます。

流行病でなければ今頃お2人共溺愛していた事でしょう。

彼はそういう人です。」


「祖父の事はよく分からないんだよな…。

なぜあの話をしたのかも……。」


「それきっと旦那様に託したいと思ったのかもしれませんね。

時がくる気がすると私に話してましたから。」


「祖父は何かを感じていたか…………。」


「彼にしか分からないですが……。

おそらくはそうでしょう。」


「それならちゃんとやらなきゃ怒られるな。」


「支えてみせますよ。」


「既に助けられてる事ばかりだけどな。

本当に俺は不甲斐ないなぁ……。」


「これからですよ。

坊ちゃんには私の妻と孫がついております。

もう1人の孫は辺境伯の影ではございませんか。」


「影まで居るのが本来はおかしいんだけどな…。」


「孫の魔法属性をいかした為ですよ。

気にしないでください。

あの子なりに考えての事なので。」


「それは今どこに?」


「情報集めと要注意人物である使用人の監視に奮闘しております。」


「苦労をさせるな……。」


「楽しいからいいそうですよ。

人間の本質を見れてクズっぷりに引くよって言っておりました。」


「誰に似たんだか……。」


「お嫁さんの方でしょうね。」


「それなら仕方ないか……。」

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