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番外編ー父親アレス目線ー1

ー父親アレス目線ー


子供達は立派だけどそんなに早く大人にならなくても……。

そうしたのは近づく事さえ出来なかった俺のせいか………。

もっとちゃんとしてれば良かったのか、もっとあの子達と向き合っていれば……。

貴族の屋敷の使用人の不正はご法度だとわからないやつらが多すぎる。

書斎に居る時は知られてはまずいことが多いから防音魔法はやりっ放しにしてるがずっとは疲れる。

必要な時以外はやらないが……。

やる事が多くなるんだよなぁ……。



「じぃや……使用人の方はどうだ?」


「旦那様。

魔法の展開は?」


「しないまま離すわけないだろ?」


「そうですか……。」


「じぃやも疲れてるようだな。」


「まさか全て洗いざらい調べる事になるとは思っておりませんでしたからな。」


「息子のアトラスが決めた事だ。

負担をかける事になってすまないとは思っている。」


「今まで放置されて居られたのが不思議な程でしたから大丈夫でございます。」


「俺に害が無いならで無視し続けた責任だろうな……。」


「旦那様は人に興味を抱かすぎました。

この書類が証拠になります。」



書類を受け取って目を通す。

じぃやとばぁや……それに息子についてる執事の3人で分担した書類はあまりにも膨大な量になっていた。

使用人1家というのは珍しいけどそれにしてもこの1家にしか出来ないことが多すぎる。

だからこそ申し訳なくなってくるのだ。

騎士団での補佐である副団長はじぃやの息子でさすが親子という感じで似てるんだよなぁ……。

父上に年齢が近いのに副団長でいいのか?とすら思えるんだよ。

父上は騎士団を引退して家門を俺に譲って別荘で母上と隠居生活だし……。

"残ってると私を頼るだろ?だから別荘に住んどくな"って……。

居てくれよ!

今まさにピンチなんから!

恋愛結婚したくせに俺には政略結婚なんだよ!

って今更思っても仕方ないか……。

書類を見ながら色々思い出していた。


「じぃや……これさ……。

あれが買い物した事にして不正してないか?」


「そうですね…。

私の落ち度でしょうか……。

見逃していたみたいです。」


「そもそもこの字はじぃやの字ではないし、勝手に書いていたんだろうな。」


「そのようです…。

たまたま出費がかさむ時に毎度やっていたみたいです。」


「それならじぃやが見逃していたとしても不思議じゃないか。」


「私も歳ですからなぁ。」


「いや……そんな事は無いぞ。

じぃやもばぁやもまだまだ現役ではないか。」


「坊ちゃんに家門を引き継ぎしたら隠居しましょうかね。」


「俺は隠居させて貰えないんだろうな?」


「当然です。

旦那様が隠居したら坊ちゃんの負担がでかくなります。」


「今でも充分負担を感じているんだが……。」


「自業自得な部分がございます。」


「何も言えないな。

じぃやにもここまで起きてる事を知っておいてもらった方がいいかもしれないな。」

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