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ばぁやとの話し合い2

「多いとは思います。

私も詳しい訳ではございませんが民の間に伝わっている話などは知っております。」


「失われた話以外は色々ありそうだね……。

俺についてる教師が教えない事もありそうだ…。」


「教師ですら買収されてると思っておられるんですか?」


「もしかしたらね……。」


「色々調査をして旦那様がつけてくださったのに……。

抜け道があったと……?」


「父さんと話して俺が知らない事があったからね。

可能性は無くはないだろ?」


「そうでございましたか……。

複雑に絡み合っておりますね……。」


「そうだね……。

そういえばばぁや……。

書庫に行く時一緒に行ってくれない?」


「どうしてでございますか?」


「……もし、俺なら……1人のところを接触したくなるかなと……。」


「……最悪の事態を避けるためでございますね。

おまかせください。」


「頼むよ。

俺はゆっくり本を読みたいからね。」


「えぇ。

私が知る事でございましたら聞いていただければお答えしますよ。」


「助かるよ。

俺はさ……この状況にへりくだるつもりはさらっさらないからね。

好き放題させておくのも今だけ。」


「聞かれて……。」


「聞かれていいよ。

抗えばいいんだよ。

大人なんでしょうから……。

子供に負かされたって仕方ないって思えるほどプライドはズタボロになるでしょ?

惨めに散ればいい。」


「坊ちゃんは……子供にしておくのが惜しい人材でございますね。」


「そう?

だって……理不尽な事って我慢出来ないもんでしょ?」


「大人ならば飲み込んで我慢するでしょうね……。」


「俺はまだまだ子供だからね。」



にやにやが止まらない。

子供っぽくしたっていいと思うんだよ。

だってまだ子供だもん。

だから……片付くまで震えて待ってろよ。



「はぁ……。

坊ちゃんにはまだ幼いままでいて欲しかったでございます。」


「そう?

妹が戻ってきたら戻るかもしれないよ?」


「そうなる事を待つしかないですね。」


「そうだよ。

書庫に行けるのは楽しみだ。」


「私はちょっとだけ……いえ……これを言ったら坊ちゃんを蔑む事になってしまいますね。」


「気になる言い方をするね。

別に今更だと思うよ。

俺達は蔑まれてきたんだから。」


「私までもその一員にはなりたくないのですよ。

他の方と違うのだと私では思っておりますから。」


「ばぁやがいくら俺達を蔑もうとも信頼は失わないと思うよ。

俺はさ…信頼出来るかどうかは自分で見極めて判断したいんだよね。」


「そうですか……。

坊ちゃんの意志を私は信じますよ。

書庫では何をお調べになるおつもりで?」


「特に考えては無いんだ。

何が置いてあるのか教えて貰ってないからね。

見てからの判断かなぁ……。

求めてるものがあればいいなぁってくらいには考えてるよ。」


「坊ちゃんが求めてるのがあると良いですね。」


「そうなんだよね。

だからすごい楽しみなんだ。」



ばぁやは俺達を蔑もうなんてことはしない。

思ってても言わなかったりするけど俺の心には刺さらないとおもうんだよね。

それは俺を思っての事で他の人とは絶対違うって思えるから。

俺は感謝するけど嫌だとは思えない。

大事な存在を守ってくれた人だから。

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