雑談4
「それでお前はいつまでも居るつもりだ?」
「ダメですか?」
「ダメでは無いけど……。
慣れないなぁ……。」
「それは俺も同じです。」
「そうだな……。
お前にそろそろ書庫を使用許可を出そうと思う。」
「書庫ですか?
ここよりも本があるんですか?」
「書斎は必要なのしか置いてないからな。
お前は学ぶのが好きだろ?」
「好きか嫌いかと言われれば嫌いでは無いですし好きってわけでもないです。
必要だからってだけです。」
「全く……。
国がお前を欲しがりそうだな。」
「俺は王家の人の元に必ず引っ付いていなきゃいけないとか無理です。」
「そうだろうな……。」
「それに俺と同じ知識量かそれ以上なら王の側につく家臣のが優秀ですよ。」
「どうだか。
お前が知識を欲しってるのはただ一人のためで他には興味無さそうだし仕方ないか。」
「そうですよ。
ただ1人の為です。
あぁ……こういう具体的なやつですらダメですかね?」
「分からないだろ。
書庫に興味がありそうだと聞いただけだしな。
魔法と魔力操作習うんで暇なら行くか?」
「もちろん。
でも……。
書庫の中は1人で居れますかね?」
「大丈夫だ。
イタズラしたり本をダメにする様なことはしないだろ?」
「そんな事しないですよ。」
「一応言っとかないとな……。」
そう言って扉をの方を父さんは見ていた。
あぁ……。
俺のせいにするかもしれない使用人がいるかもしれない懸念か。
大人が子供を貶めるやり方としてはいいのかもしれないのかな……。
どこまでいっても俺は邪魔か……。
自分達の肥やしとなる母さんを切り捨てるかもしれない子供は邪魔ってやつか。
邪魔なの……お前達なのに……ずるいやつってのは何処にでもいるよな。
……どこにでもいる?
俺はそんな事知らないぞ?
父さんはいつの間にか俺を見てきた。
「まぁ察しの通りってやつだ。」
「なるほど……。
愚かなんですかね……。」
「分かりやすぎていいだろ?」
「まぁ……。
俺を貶めたいんですかね……。」
「邪魔だからじゃないか?
教師に進捗具合を聞いた奴らだろ。」
「なるほど……。
まぁ……肥やしを増やす事しか考えない人達にとっては邪魔でしょうね……。」
「充分な給料はあげてるはずなんだがな……。
ここの使用人も大分変わってしまったようだ……。」
「露天すればいい事もきっと起きますよ。
それに自分達の愚かさもね。」
「今は親子の会話って事で許されるだろうな。
この屋敷を守るべき人物としての会話としてはおかしくは無いだろう。」
「そこまで気にしなきゃいけないってのがものすごくめんどくさいです。」
「目先の利益しか考えない人というのは愚かなのだよ。」
「そのようですね……。」
「そろそろお前も戻った方がいいだろな。」
「そのようですね……。
それじゃぁ……また来ます。」
「気をつけて戻れよ。」
「そうします。」
そうして部屋へと戻る。
全くどこまで気をつけて話せばいいのか考えなきゃいけないのは疲れるな……。
まだ7歳児なんだけどな……。
大人に合わせなきゃいけない7歳児なんて俺達以外実在しないって……。




