雑談3
「そろそろ笑うの止めて貰っても?」
「悪い悪い。
あ前があまりにも意外すぎてな。」
「俺ってどんな風に思われてるのかわかった気がします。」
「やっと年相応に見えたぞ。」
「……………。」
「ずっと大人びてるより可愛くていいじゃないか。」
「子供っぽく無さすぎました?」
「かなりな。」
「そうですか……。」
出されたお菓子を食べる。
自分でも苦手というか逆らいたくないなって思う人が居るとは思わなかったんだよ…。
俺の周りにそんな人居なかったから……。
「不便はないか?」
「今のところは無いです。」
「そうか……。
必要な物があったりしたら遠慮なく言えばいい。」
「そうします…。
聞き耳立ててるかもしれないっておもうと何も言えないですね……。」
「慣れれば気にしなくなるさ。」
「父さんは人に興味無さすぎるから平気なんだと思います。」
「害がなければな。」
「そういうもん?」
「そういうもんだ。
防音魔法をやったままだとバレたらまずいことをずっとしてると思われて何か起きた時に対応出来ないだろ?」
「確かに……。
そもそも問題ある人を雇ってるのが問題なのでは?」
「そうとも言えるな…。
そういう奴らでも、バレるように動くからこちらが欲しい情報をくれると思えば……雇ってるのも意味があるだろ?」
「……腹黒ですね。」
苦笑いするしか出来ない。
人を操るにはそれすら掌の上で踊らされる。
チェスをやるかのように板の上で起きる物事を傍観してるだけ。
こんな人に睨まれたらたまったもんじゃない。
お互い様で敵同士じゃなくて良かったとしか思うしかないかもしれない。
「しかし…俺ですら想定外が多すぎるな。」
「それは……俺達の存在意義って事ですか?」
「そうだ…。ただ俺の子供ってだけじゃないのは……。」
「それ以上はダメですよ。
バレたら……まずいでしょ?」
「……不便だな。」
「かなり……。
あぁ……ばぁやの所のお嫁さんに会うことって出来ませんかね?」
「唐突にどうしたんだ?」
「いえ……買い物するならそこだけに頼ろうと思いまして。」
「情報戦だからってことか?」
「はい。
こちらの必要な情報は最低限にした方が良いでしょう……。
でもダメですね。
妹の事が絡んでる以上店を選ぶのは得策ではないですね……。
今はまだ我慢します。」
「お前が必要なのはほとんど揃うだろうけど……そうだな。
今はまだ我慢してくれ。」
「楽しみにしときますよ。」
優雅にしている姿はさすが貴族って感じかな……。
事の成り行きを考えたりしてるのはさすが騎士団長って所ではあるかな……。
何も考えていないとかちょっと抜けてるとか思えるのも見えない部分を隠すためであったなら腹黒いなぁで済んだに違いない。
そうじゃないと今ならわかるからどうしたものか……。




